摂らない方がいい酢はコレ
「黒酢には、血圧、血糖値、コレステロール値や中性脂肪を下げる効果があり、心臓疾患の原因となる動脈硬化の予防につながります。内臓脂肪も減らして、肥満予防にも効果的。ほかの穀物酢にも同様の効果がありますが、黒酢の5~8倍の量を摂らなければ同等の効果は得られません。
黒酢を選ぶ時は、添加物が入っていないこと、熟成期間が1年以上であること、原材料と米の使用量が必ず明記されているものを選んでほしい」
しかし、体にいいからと原液のままで摂取するのは逆効果だ。
「一般的な酢の酢酸濃度は4.5%ほど。体にとって適度な刺激といわれる濃度は0.8%ですから、酢をそのまま摂取する時は5倍以上に薄める必要があります。口内炎があった場合、5倍以上に薄めると修復効果があるのですが、原液で口に含むと刺激が強すぎて悪化してしまいます。同じ酢でも、濃度で効果が変わるのです」(中山さん)
摂る量は毎日大さじ2杯程度がベストだ。
※女性セブン2019年8月22・29日号