国際情報

中国人医師がカラオケ過多の危険性を指摘 ネットで物議

カラオケするのも命がけ?

 このところの猛暑を吹き飛ばそうと、カラオケでストレス解消して気分転換をしたくもなるだろう。しかし、特に60歳以上の男性が高音部が多い曲を歌い過ぎると、高い圧力が肺胞にかかる結果、呼吸困難になり、最悪の場合、死の危険もある──。このような所見を中国内陸部の江西省の医師がネット上で発表したところ、これが大きな話題となり、中国では1億以上のアクセスを記録したことが分かった。

 中国では片田舎のスナックでもカラオケ機材が置いてあり、約4億人ものカラオケ人口が存在するといわれる。全人口は約14億人だが、ネット上では「中国人は、まさに命をかけてカラオケを歌う民族だ」などとのコメントが掲載されている。

 中国の民間動画ストリーミングサイト「梨視頻(Pear Video)」によると、江西省南昌市に住む65歳の男性・王さんは8月初旬、カラオケで3時間以上も熱唱し続けた結果、胸が痛くなり、呼吸困難に陥った。

 家族が心配し、王さんは翌朝、救急車で南昌病院に運ばれ、緊急救命センターで診察を受けたところ、「肺胞が破壊されて肺自体が固くなって呼吸困難に陥っている。このままでは、命の危険もある」と診断されて即入院となった。王さんは1週間ほど入院して治療を受けたおかげで、幸いなことに命はとりとめた。

 治療に当たった同病院の彭センター長は「60歳以上の男性は肺の機能が弱っていることが多く、特にカラオケで高音部が多い曲を歌い続けると、肺胞に圧力がかかって肺硬化症にかかりやすくなる。カラオケで2時間以上歌い続けることは危険で、高音部が少ない曲で、1時間以内ならまだ大丈夫」と診断したという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン