「おれは、A(相方)のキャラがわからない…もっと、こうしてくれれば、おれはこういうツッコミにも回れるし~」と、人気のない住宅街で熱のこもったお笑い談議を繰り広げている。落ち着いた頃を見計らって、声をかけた。
――お父さんはボランティア活動を始められていますよね? どんなご様子ですか?
「らしいっすね。(様子は)ちょっと、わかんないっすね。そこは」
そっけない返答が続くが、お笑いの話になると一転。
――ライブ面白かったです。
「本当っすか? ありがとうございます! ぜひ、また見に来てください!」
――将来は吉本興業入りを目指しますか?
「えぇ…それはわからないです(笑い)」
ボランティア活動をしながら復帰を目指す父親と、ひたむきにライブを続ける息子。立場は違えど、目指すステージは同じ“表舞台”なのかもしれない。
※女性セブン2019年9月12日号