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2019.08.30 07:00  週刊ポスト

死に至る「しこり」 男性は乳がんで年間数百人命を落とす

◆悪臭がしても「良性」

 では、皮膚の表面にできる、盛り上がったしこりにはどういった原因が考えられるのか。京都大学特定准教授で『心にしみる皮膚の話』の著者・大塚篤司医師(皮膚科)が解説する。

「皮膚表面の腫瘍には皮膚がんの一種であるメラノーマなどの可能性が考えられます。進行しても痛みをまったく感じない場合も珍しくありません。つまり、痛くないのに、がんが進行している場合もあります。

 色は黒っぽく、ほくろと似ていることもありますが、円形なものが多いほくろと違い、形がいびつなことが多いのも特徴のひとつです。直径6~7mmを超えるとメラノーマである可能性が高くなります。

 また、しこりの数が増えた場合も同様に注意が必要です。内臓のがんが皮膚に転移した結果、しこりとして現われることもあるからです」

 一方で、様々な症状を伴いながらも、命にかかわらないものもある。

「化膿すると猛烈な痛みを伴い、生肉が腐ったような強烈な臭いがしたり、白いドロッとした膿が出てくるケースは粉瘤である可能性が高い。いわばニキビが大きく育ったようなもので、袋状の内側に垢が溜まって炎症を起こします。手術で切除しなければ治りませんが、命にかかわるものではありません」(同前)

 そのほか、手の甲にできやすいのがガングリオンだ。米粒程度からピンポン玉ほどの大きさのしこりができ、硬さはさまざま。通常、痛みが出ることはないが、神経の付近にできると激痛が生じたり、しびれを感じることがある。若い女性に多いが、男性にもみられる。

※週刊ポスト2019年9月6日号

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