芸能

高田文夫、若い芽に手を差し伸べるのも我が天命

若手芸人について高田文夫が語る

 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、若手芸人について述べる。

 * * *
 古くからの知人で、現在ワタナベエンターテインメント会長吉田正樹が珍しく真顔で「で──ザブングルの復帰を是非、高田センセの番組からということで全社一致しまして……」。NOと言えない東京人、9月2日私のラジオ番組からの芸能活動再開。吉本勢が順に順に劇場から復活する中、唯一の関東勢は私の番組から。

 分からない方もいると思うが、例の闇営業の話である。緊張しまくるザブングル、可哀そうに持ちネタの「くやしいです!」も「カッチカチやぞ」も不発気味。“「芸人が辛気くさい顔すんな」と高田から小言をくらった”とは翌日のスポーツ紙。若い人に手を差し伸べたり若い芽を伸ばしたりするのも我が天命。どのジャンルでも若いのが出てくると活性化する。

 3日は漫才の“まんじゅう大帝国”初の独演会。3回公演とも満席で若い女の子が目立った。竹内というのが日芸の落研で、数年前思いつめたように私の所へ来て、「死んでくれ」とでも言われるのかと思ったら「爆笑問題の太田さんを紹介して下さい」と涙目。そこはそれ、蛇の道はヘビ。日芸の先輩と後輩、ウラからウラへと爆問のいるタイタンへ。太田の力も大きいのだろう。たった数年で独演会。

 構成は短いショート漫才をやっては1回ハケてまた出ての繰り返し。もっとメリハリをつけて10分や15分の長尺漫才もやってみせないと、実力が分かりづらい。若き日の爆問は時事ネタ以外でも、設定ものの長いものも飽きさせずやっていた。うけない二人を見て太田ひと言、「まんじゅう怖い」。

関連記事

トピックス

モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン