難しいのは大迫の選択だ。
「出場せずに結果を待つ判断もあり得ますが、出ないで他の選手に日本記録を更新されたら悔やんでも悔やみきれない。かなり迷っていると思いますが、僕は出たほうがいいと思います。東京五輪の本番に近いコースをもう一度、経験できるメリットもある」(同前)
「順位」だけが問題だったMGCとは逆に、全員が途中で力尽きるリスクを覚悟で「記録」を狙う超ハイペースのレースになるのは確実。一発勝負のMGCは大きな盛り上がりを見せたが、全く別の展開でもう一度、真剣勝負を楽しめそうだ。
※週刊ポスト2019年10月4日号