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中国で少数民族居住地を中心に住民のDNA採取強化

 また、内陸部の湖北省でも、住民のDNA採取が始まっており、同省政府が作成した警察署への連絡文書「DNAデータ庫設立工作方案に関する通知」には「採取したDNAによって曾祖父から息子までの5世代にわたる遺伝子情報が分かる」と記載されているという。同省十堰市のある村の警察当局は村内の小中学校に通っている生徒の全員の血液サンプルを集めたほか、安徽省や江西省でも血液や唾液の採取が進んでいる。

 RFAによると、中国では全国各地の警察当局がDNAデータ収集に使う測定器や、採取用器具などを大量に購入しており、その器具の数量と費用は医療機関や大学の研究機関をはるかに超えているという。それだけに、中国政府が各省・自治区・直轄市政府に対して、住民のDNA採取を直接指示しているのは明らかだ。

 中国では1日に500件以上の暴動が発生しているとの統計も発表されており、中国政府は治安維持対策のために、国民一人一人のDNA個人データ管理を強化しているようだ。

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