芸能

芳本美代子がデビュー時回顧 多忙で歌詞を覚えきれぬことも

デビュー35周年の芳本美代子

 芳本美代子は1985年に歌手デビュー。高い演技力で女優としても評価が高い。本誌・週刊ポストが50周年を迎えたのを記念し、「同い年」の芳本が半生を振り返る。

 * * *
 東京に出たいという気持ちが強かったので、デビューが決まった時は嬉しかったのですが、どんなアイドルを目指そうとしていたのか、あまり明確ではありませんでした。最初の3年はとにかく休みがなくて、事務所やレコード会社の人たちの後について現場に向かっていました。だから、どこに行ったのか、よく覚えていないんです(笑い)。

 あまりに忙しくて、歌詞を覚え切れないままステージに上がったこともあります。そんな時は、ファンの方の口元を見て確認しながら歌っていました。

 今年、デビュー35周年を迎えました。活動の中心は女優業ですが、これからは少しずつ歌にも力を入れていきたいと思っています。今度は、ファンの皆さんの口元を見ずに歌えるよう頑張って歌詞を覚えます(笑い)。これからも応援、どうぞよろしくお願いします。

【プロフィール】よしもと・みよこ/1969年生まれ、山口県出身。10月16日から20日まで35周年記念の舞台『秋声のリフレイン』をコフレリオ新宿シアターにて上演

アイドル時代は多忙を極めたという

◆撮影/小澤忠恭

※週刊ポスト2019年10月18・25日号

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