これまで5回転ジャンプを成功させた選手は誰もいない。仮に羽生選手が跳んだとしても、ISU(国際スケート連盟)がポイントを設定していないため、試合で成功させても加点はされない。
「だから、情報が本当でも今季はプログラムに入らない。来季以降でISUが得点を設定すれば、羽生選手が本当に5回転を跳べるのかどうかがわかるでしょう」(フィギュアスケート関係者)
これまで圧倒的な強さを誇ってきた羽生選手だが、今年3月の世界選手権ではネイサン・チェン選手(20才)に敗れている。
「今年4月に仙台市(宮城)で行われたイベントで、すでに羽生選手は4回転半について、“夢じゃなくて、習得してマスターしたいもの。だから、4回転半を初めて公式試合できれいに決める人になりたい”と語っていました。“きれいに”と付け加えるあたりが、“ノーミス以外は敗北”という完璧主義者の羽生選手らしい」(前出・フィギュアスケート関係者)
羽生選手は負けず嫌いで知られる。来年3月の世界選手権では、ネイサン選手への雪辱を果たすため4回転半が見られるのだろうか。
※女性セブン2019年11月7・14日号