橋本聖子氏の次の一手は(時事通信フォト)

 とはいえ、小池氏も競技の開催地変更でバッハ会長と渡り合い、都知事選と都議選では自民党を手玉に取った海千山千の女性政治家だ。出し抜かれたまま引き下がる性格ではない。

 10月30日からはIOC調整委員会が開かれ、開催地変更問題が話し合われる。

「五輪開催都市の知事として、(札幌開催を)認めるとは言えないわ」。小池氏は周辺に強い口調でそう語り、巻き返しをうかがっている。

 マラソンと競歩の開催地変更はいわば“密室”で決められた。きっかけは中東のドーハで開催された世界陸上の女子マラソン(9月28日)で暑さのため選手の4割以上が棄権したことだった。バッハ会長とIOC調整委員会のコーツ委員長が東京でのマラソン開催見直しに傾き、東京五輪組織委員会会長の森喜朗・元首相に札幌開催を打診する。森氏は橋本五輪相に伝えた―─と報じられている。

 コーツ委員長も10月16日に、「先週には北海道出身の(橋本)五輪相が前向きであることも知った」(共同通信)と語った。橋本氏が早い段階で情報を聞かされていたことをうかがわせる証言だ。

 橋本氏は森氏の“秘蔵っ子”として政界で出世してきた。念願の五輪相に就任すると森氏のもとに挨拶に出向いて「森会長は私を政界に導いてくれた、父みたいな存在」と持ち上げ、森氏も、「パーティとかで私が演壇に向かうと、いつも手を取って助けてくれていた」と相好を崩したほどだ。

 対照的に、小池氏と森氏は“犬猿の関係”である。

関連記事

トピックス

茨城県水戸市のアパートでネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された
《水戸市・31歳ネイリスト女性死亡》「『誰かのために働きたい』と…」「足が早くて活発な子」犯人逃走から6日間、地元に広がる悲しみの声
NEWSポストセブン
浅田真央と村上佳菜子の“断絶関係”に変化
《声をかけて寄り添って》浅田真央と村上佳菜子の“断絶関係”に変化 沈黙から一転、見られていた「雪解けの予兆」
NEWSポストセブン
新宿の焼肉店で撮影された動画が物議(左は店舗のInstagramより、右は動画撮影者より提供)
《テーブルの上にふっくらとしたネズミが…》新宿・焼肉店での動画が拡散で物議、運営会社は「直後に殺処分と謝罪」「ねずみは薬剤の影響で弱って落下してきたものと推察」
NEWSポストセブン
新年一般参賀に出席された秋篠宮家次女・佳子さま(2026年1月2日、撮影/黒石あみ)
《新年一般参賀で見せた“ハート”》佳子さま、“お気に入り”のエメラルドグリーンドレスをお召しに 刺繍とハートシェイプドネックがエレガントさをプラス
NEWSポストセブン
元仙台高裁判事の岡口基一氏
「裁判所当局が嫌がった核心は白ブリーフだった」 弾劾裁判で法曹資格を失った岡口基一氏が振り返る「岡口裁判の急所」とは 裁判所と司法記者クラブの問題点も指摘
NEWSポストセブン
新年一般参賀に出席された皇后雅子さま(2026年1月2日、撮影/黒石あみ)
《新年一般参賀の“ブルーリンク”コーデ》皇后雅子さまはスタンドカラーでフォーマルに、愛子さまはマオカラー風で親しみやすさを演出
NEWSポストセブン
ネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された水戸市のアパート
「赤ちゃんをかばおうとしたのか…」「複数の凶器で犯行」水戸市で死亡のネイリスト女性(31)がかつて警察に相談していた“人間関係トラブル” 
NEWSポストセブン
1995年、チャリティーゴルフ前夜祭に参加した“ジャンボ”こと尾崎将司さん(左)と長嶋茂雄さん
【追悼・ジャンボとミスターの物語】尾崎将司さんと長嶋茂雄さん、昭和のスポーツ史に名を刻んだレジェンド2人の重なる足跡 ライバルと切磋琢磨し、後進の育成に取り組んだ
週刊ポスト
松田烈被告
「スマホから『映してください』と指示の声が…」ネットで“性的暴行してくれる人を募集”した松田烈被告(28)、被害女性が語った“外道すぎる犯行”
NEWSポストセブン
真美子さん(共同通信)が使用していたブランドとは
《ハワイ・ファミリーデートで真美子さんが持っていたプチプラバッグ》「同年代インフルエンサーのアスレジャーブランド」か?と話題に 実用性の高いトートバッグ、大谷は「娘のベビーカー担当」
NEWSポストセブン
郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「奥羽山脈周辺に“異常変動”が集中」「千葉県が大きく沈降」…2026年初めに警戒すべき5つの地域
週刊ポスト
ジャーナリストの溝口敦氏(左)とフリーライターの鈴木智彦氏
《溝口敦氏×鈴木智彦氏が対談》山口組抗争終結後の暴力団 勝ったはずの六代目山口組含めて勢力は縮小、トクリュウのほうが経済規模も大きく勢いがある現状
週刊ポスト