「札幌市は2030年の冬季五輪招致を準備しており、それに合わせて新幹線を札幌まで延ばし、千歳空港の近くには大規模なカジノ付きリゾートを開設する構想がある。札幌五輪とカジノ招致の旗振り役が橋本五輪相で、官邸も熱心だ。マラソン開催でIOCに札幌をアピールし、東京五輪の後、一気に2回目の札幌冬季五輪の招致まで決めてしまいたい」

 北海道では今年1月、各国のカジノ業者が参加して「第1回北海道IRショーケース」が開催され、挨拶に立った橋本氏は「私はIR議連のメンバー。北海道は、素晴らしい魅力をどこよりも持ち合わせる。道民に素晴らしさを理解いただき、IR誘致のウェーブを」とぶち上げていた。

 それに対して都庁内には、マラソンの札幌開催を阻止するため、「震災復興五輪を掲げているのだから、東京より気温の低い都市を選ぶなら、マラソンと競歩を札幌ではなく東北で開催する選択もある」との“橋本潰し”の対案が浮上している。

◆都知事選が「五輪の顔」争奪戦に

 東京五輪の開会式(来年7月24日)では、安倍首相や小池都知事、橋本五輪相が列席する中、組織委員会会長である森氏とバッハIOC会長の挨拶の後、天皇が開会宣言する。

 開催都市の東京都知事は期間中、セレモニーなどで招待者のホスト役を務め、閉会式(8月9日)では次の開催地・パリの市長に五輪旗を手渡す大役を務める。

 ただし、小池知事は五輪期間中の7月30日に任期を迎える。公選法では知事選は「任期満了の前の日から30日以内に実施する」と決められており、五輪直前か期間中に都知事選が行なわれることになる。

関連記事

トピックス

1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
『あんぱん』“豪ちゃん”役の細田佳央太(写真提供/NHK)
『あんぱん』“豪ちゃん”役・細田佳央太が明かす河合優実への絶対的な信頼 「蘭子さんには前を向いて自分の幸せを第一にしてほしい。豪もきっとそう思ったはず」
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/五十嵐美弥)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン