さらに温暖化の長期化に伴い、“常夏”の代名詞であった沖縄が「避暑地」になる可能性も浮上してきている。気象予報士の森田正光さんはこう話す。
「“沖縄の夏は暑い”との印象がありますが、実は周囲を海に囲まれた地域は、昼間に蓄積された太陽の熱が夜間に海水温で冷却され、過ごしやすくなります。近い将来の夏場は、ヒートアイランド現象でますます暑くなる関東近郊より、海に囲まれた沖縄の方が住みやすくなるかもしれません」
流通ジャーナリストの渡辺広明さんは「温暖化でおしゃれも変わるはず」と指摘する。
「ファッションは四季によって変わるものなので、秋冬が短くなれば、コートやロングブーツの売れ行きが落ちるはずです。常夏のハワイはTシャツ、短パン、サンダルで過ごせるように、気温が上がるほどファッションアイテムは不要になるでしょう」
※女性セブン2019年11月28日号