プロ野球の話題はストーブリーグ一色。メジャーリーグ移籍を目指す選手だけでなく、ベテラン選手の動向も気になるところだ。国内の移籍先を探すのは、阪神を退団した鳥谷敬(38)。近年の不調で“どこからも声がかからず引退”の可能性も囁かれていたが、フタを開けると2球団が熱心にラブコールを送っている。
「退団直後は、鳥谷とマネジメント事務所が同じ井口資仁・監督が率いるロッテ入りが囁かれた。FAで移籍する鈴木大地(30)の穴埋め要因になるが、若返りを図るチーム方針で獲得に反対するフロントもいるようです。そこに横やりを入れたのがDeNA。セカンドのソト(30)を外野に回し、鳥谷と大和(32)の“元阪神コンビ”に二遊間を任せる構想です」(在京スポーツ紙デスク)
鳥谷本人の意向はどうか。虎番記者が明かす。
「これまでと同じ環境で選手生活が送れるセ・リーグを希望しています。鳥谷は遠征先すべてでスポーツジムを契約しているような真面目人間。対戦相手も遠征先も変わらないセ・リーグ球団のほうが結果を出せる。阪神と対戦し“見返してやりたい”という気持ちもあるようです」
DeNA移籍が実現すれば、阪神戦は新たな因縁のカードになりそうだ。
※週刊ポスト2019年11月29日号