●小祝さくら(21)
抜群の安定感を誇る小祝さくら
女手ひとつで育ててくれた母親を助けるために中学卒業後、通信制高校に進学。ゴルフ場でアルバイトをしながらゴルフの腕を磨いた苦労人。
「納得できるショットは少なかったですけど、アプローチはかなり上達したと思いますね。元が下手過ぎただけですが、いろんなライから開いて打つなど猛練習しました。来年は3パットなどの無駄なボギーを1つでも減らしたいですね」
【こいわい・さくら】1998年4月15日、北海道出身。2017年のプロテストでギリギリの19位で合格したが、プロ1年目にトップ10が13回、賞金ランキング8位でシードを確定。翌年、黄金世代8人目の優勝者となった。今年も13回のトップ10で賞金ランキング7位。(ニトリ所属)
●臼井麗香(20)
臼井麗華はリボンがトレードマーク
ゴルフ誌の「2018年ビューティクイーン」。趣味はダンスで、幼い頃は宝塚の男役を目指した。リボンがトレードマーク。
【うすい・れいか】1998年12月7日、栃木県出身。9歳でゴルフを始め、小6で世界ジュニア日本代表。(ディライトワークス所属)
●新垣比菜(20)
黄金世代プロ初V一番乗りの新垣比菜
黄金世代プロ初V一番乗り。宮里藍を尊敬し、「藍さんのような人間性の素晴らしいゴルファーになりたい」と語る。
【あらかき・ひな】1998年12月20日、沖縄県出身。2017年のプロテストに合格し、翌年に初優勝。賞金ランキング27位(ダイキン工業所属)
●原英莉花(20)
原英莉花は250ヤードショットが武器
6月の「リゾートトラストレディス」でプレーオフを制してツアー初優勝。涙の優勝インタビューとなった。身長173センチのスタイルと端正な顔立ちの「クールビューティ」ぶりでファンも多い。その長身を生かした250ヤードのロングドライブを武器にしている。
初優勝では攻めのゴルフを封印し、ピンばかり狙わず安全にグリーンをとらえ、パットでバーディを奪いパーを拾うゴルフで勝利を手にした。黄金世代7人目の優勝。新たなスタイルで貪欲に2勝目を狙う。
【はら・えりか】1999年2月15日、神奈川県出身。母の勧めで10歳からゴルフを始め、湘南学院高時代にジャンボ尾崎に弟子入り。全国大会最高9位とジュニアでは無名。プロテストも2度目の挑戦での合格だが、プロで開花。今年ツアー初優勝を飾り、賞金ランキング14位。(日本通運所属)
◆取材・文/鵜飼克郎 撮影/亀山修
※週刊ポスト2019年12月6日号