──「プレモル」は昨年から“神泡プロモーション”を始めました。
山田:我々は「泡はビールの履歴書」だと考えています。泡には味や香り、炭酸ガスを逃さず、酸化を防ぐ「フタ」としての役割があります。そして何より、他のお酒にはないビールの魅力でもあるのです。泡は、良質な素材とこだわりの製法によってその良し悪しが決まります。我々はプレモルだからこそできるクリーミーで口当たりの良い泡を「神泡」と呼んでいます。
若年層のビール離れといわれますが、「泡」を通じて、ビールの魅力を再確認していただきたい。泡の魅力を広く伝えていくことで、新たな需要を開拓できると信じています。
とはいえ、家庭用の缶ビールを普通に注いでいたのでは、料飲店様で飲む生ビールのようなクリーミーな泡は絶対に生まれません。そこで開発したのが「神泡サーバー」です。電動、手動の2つのタイプをプレモルとのセット販売などで提供しています。このサーバーを使うことで、ご家庭でも料飲店様で飲むビールと同じような泡ができる。
「これまでビールは苦いからと敬遠していたけど、神泡サーバーを使って『プレモル』を飲んでみたらとても美味しかった」という若いお客様の声も多く、手応えを感じています。我々は、お客様のビールの選択基準を「泡」に変えるくらいのつもりでやっていきます。