芸能

『アナ雪2』の見どころ QUEENオマージュや隠れキャラ登場も

1作目に続いて2作目も大ヒット中の『アナ雪』(Ph:Getty Images)

「レリゴ~♪」の歌声が日本を席巻してから5年、11月22日に『アナと雪の女王2』が日米で同時公開された。公開10日目で日本国内の興行収入は43億582万円、観客動員数338万人を記録した。緻密に作り込まれた『アナ雪2』の謎を知れば、映画館へ足を運ぶ魔法にかかること間違いなし!

 明るくて家族思いのアナと、アナの姉で、雪や氷を作り出す「魔法」の力を持つ一国の王女エルサ。前作では、その特殊な力を恐れて部屋に引きこもっていたエルサが、アナとの「真実の愛」によって「ありのまま」の自分を見つけ出す、姉妹の絆を描いた。

 物語の中では3年の時が経ち、アナは21才、エルサは24才に成長。続編となる今作ではエルサの魔法のルーツを明かす旅が繰り広げられる。映画ジャーナリストの立田敦子さんはこう予測する。

「前作公開時、高いクオリティーで知られる従来のディズニーアニメーションと比べ、作品の評価はそれほど高くありませんでした。なので、当初から続編の構想があったわけではないと思います。しかし、王子さまとの恋ではなく『姉妹の愛』を選ぶ前代未聞のプリンセスとキャッチーな主題歌が時代に受け入れられ、大ヒットに結びつきました」(立田さん・以下同)

 前作をメガヒットに導いたメイン曲『Let It GO』ほど今作には子供にもわかりやすくキャッチーな曲がないともいわれ、「前作ほどリピーターが現れないのでは」というシビアな声もあるが、一方で、「今作の方がよかった」という感想も少なくない。世界が待ち望んだ『アナ雪2』の魅力を解剖したい。

◆史上初!パンツスタイルのプリンセスたち

「クリスチャン・ディオール」や「アレキサンダー・マックイーン」などのハイブランドのデザインを参考にしていると噂されるアナとエルサの衣装だが、今作では豪華なドレス姿ではなく、タイトなパンツスタイルで冒険に挑む。

「エルサのあまりの強さに驚いた人も多いのでは。アメコミ映画でも強い女性はたくさん描かれていますが、パンツスタイルで戦うエルサはまるで“ワンダーウーマン”のようだと評判です」

 パンツスタイルのプリンセスが2人も登場するディズニーアニメーションは史上初。さらに、いつもロングドレスだったエルサが裸足を見せるのも今回が初めてだ。

関連記事

トピックス

史上初の女性総理大臣に就任する高市早苗氏(撮影/JMPA)
高市総裁取材前「支持率下げてやる」発言騒動 報道現場からは「背筋がゾッとした」「ネット配信中だと周囲に配慮できなかったのか」日テレ対応への不満も
NEWSポストセブン
沖縄県那覇市の「未成年バー」で
《震える手に泳ぐ視線…未成年衝撃画像》ゾンビタバコ、大麻、コカインが蔓延する「未成年バー」の実態とは 少年は「あれはヤバい。吸ったら終わり」と証言
NEWSポストセブン
米ルイジアナ州で12歳の少年がワニに襲われ死亡した事件が起きた(Facebook /ワニの写真はサンプルです)
《米・12歳少年がワニに襲われ死亡》発見時に「ワニが少年を隠そうとしていた」…背景には4児ママによる“悪辣な虐待”「生後3か月に暴行して脳に損傷」「新生児からコカイン反応」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン
“1日で100人と関係を持つ”動画で物議を醸したイギリス出身の女性インフルエンサー、リリー・フィリップス(インスタグラムより)
《“1日で100人と関係を持つ”で物議》イギリス・金髪ロングの美人インフルエンサー(24)を襲った危険なトラブル 父親は「育て方を間違えたんじゃ…」と後悔
NEWSポストセブン
「父と母はとても仲が良かったんです」と話す祐子さん。写真は元気な頃の両親
《母親がマルチ商法に3000万》娘が借金525万円を立て替えても解けなかった“洗脳”の恐ろしさ、母は「アンタはバカだ、早死にするよ」と言い放った
NEWSポストセブン
来日中国人のなかには「違法買春」に興じる動きも(イメージ)
《中国人観光客による“違法買春”の実態》民泊で派遣型サービスを受ける事例多数 中国人専用店在籍女性は「チップの気前が良い。これからも続けたい」
週刊ポスト
競泳コメンテーターとして活躍する岩崎恭子
《五輪の競泳中継から消えた元金メダリスト》岩崎恭子“金髪カツラ”不倫報道でNHKでの仕事が激減も見えてきた「復活の兆し」
NEWSポストセブン
自宅への家宅捜索が報じられた米倉(時事通信)
米倉涼子“ガサ入れ報道”の背景に「麻薬取締部の長く続く捜査」 社会部記者は「米倉さんはマトリからの調べに誠実に対応している」
米・フロリダ州で元看護師の女による血の繋がっていない息子に対する性的虐待事件が起きた(Facebookより)
「15歳の連れ子」を誘惑して性交した米国の元看護師の女の犯行 「ホラー映画を見ながら大麻成分を吸引して…」夫が帰宅時に見た最悪の光景とは《フルメイク&黒タートルで出廷》
NEWSポストセブン