芸能

沢尻エリカ、警察に協力的な供述は「作戦」か 日本は甘い

保釈時も話題になった沢尻(時事通信フォト)

 MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反で逮捕された沢尻エリカ容疑者(33才)。尿検査では薬物使用は認められなかったが、過去の薬物経験を含めて、開き直りに近い供述を行っているという。

 覚せい剤で逮捕歴がある飲食店経営者はこう話す。

「沢尻さんのように10年以上もやっていたら、逮捕された時にどうするか、頭の中で何百回もシミュレーションしてきたでしょう。常習者はみんなそうです。そうやって全部話すのも、ある種の“作戦”です。つまり、反省していると見せておけば、初犯で刑務所に入ることはまずないですから」

 日本の薬物事件の罰則は意外なぐらいに軽い。世界を俯瞰すると、犯罪組織の温床となる薬物の使用に各国の司法は厳しい対応をとっている。違法薬物に詳しいジャーナリストが解説する。

「イビサ島やオランダなどヨーロッパの一部地域では合法だったり、黙認されている国もあります。しかし中国では麻薬の密売には死刑もあり得ます。アヘン戦争で欧米から搾取されてきた中国は、麻薬の怖さを知っているからなんでしょう。フィリピンでもドゥテルテ大統領が麻薬戦争を宣言し、密売人だけでなく常習者も殺せとあおっています。

 一方日本では刑罰が軽いのに比べ、違法薬物は高値で売買される。捕まったとしても中国やフィリピンのように殺されてしまうことはないので、外国の犯罪組織からすれば、低リスクでリターンの見込める格好のマーケットです」

 実際、これまで薬物犯罪で捕まった芸能人は初犯ならば執行猶予付き判決で、すぐに社会復帰している。2019年5月に大麻取締法違反で逮捕された元KAT-TUNの田口淳之介は事件から半年後の11月に音楽活動を再開。2016年2月に覚せい剤取締法違反で逮捕された清原和博も、今年10月から野球関連のイベントに参加するなど、社会復帰している。

関連記事

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト