国内

やくみつる氏、安倍晋三氏に5000日総理でいて欲しいワケ

やくみつる氏は安倍政権の長期化を切望?(写真/共同通信社)

 世の中の風刺を描き続けている漫画家のやくみつる氏は、最近安倍晋三首相に感謝しているという。そしてさらなる長期政権を期待しているのだという。なぜか? やく氏が語る。

 * * *
 私は政治風刺漫画家として、安倍さんにものすごく感謝しております。小泉政権時代は総理に人気があり、絵になりやすいし発言も非常に特徴的で描きやすかったのですが、それ以降の政権は面白みがなくどうしようかと思っていたものです。

 しかし安倍さんが復職されてからは、今回の桜を見る会の出席者名簿シュレッダー問題のように、笑いどころ満載のネタが次々に出てくるし、役人はツッコミやすい言い訳をしてくれる。そのひとつひとつが素晴らしいネタで、私にとってはまさに安倍バブルなんです。

 野次も素晴らしい。

 安倍さんは小学生でもわかる言葉で野次る。たとえば野党に対して言った「くだらない質問」「早く質問しろよ」「いいかげんなことばかりいうんじゃないよ」など、1コマ漫画でそのまま使え、誰もが分かる平易な言葉で解説してくれるのは、今の日本には安倍さんか池上彰さんしかおりません。

 次の総裁選で岸田(文雄)さんが総裁にでもなったら風刺漫画家は終わりですよ。だから安倍さんにはどんな手を使ってでも政権の延命を図ってほしい。一日も長く、2000日といわず5000日でも総理をやっていただきたい。これが私の本心です。

※週刊ポスト2019年12月20・27日号

関連記事

トピックス

中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
スカイツリーが見える猿江恩賜公園は1932年開園。花見の名所として知られ、犬の散歩やウォーキングに訪れる周辺住民も多い(写真提供/イメージマート)
《中国の一部では夏の味覚の高級食材》夜の公園で遭遇したセミの幼虫を大量採取する人たち 条例違反だと伝えると「日本語わからない」「ここは公園、みんなの物」
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
『国宝』に出演する横浜流星(左)と吉沢亮
大ヒット映画『国宝』、劇中の濃密な描写は実在する? 隠し子、名跡継承、借金…もっと面白く楽しむための歌舞伎“元ネタ”事件簿
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン
山本アナ
「一石を投じたな…」参政党の“日本人ファースト”に対するTBS・山本恵里伽アナの発言はなぜ炎上したのか【フィフィ氏が指摘】
NEWSポストセブン
今年の夏ドラマは嵐のメンバーの主演作が揃っている
《嵐の夏がやってきた!》相葉雅紀、櫻井翔、松本潤の主演ドラマがスタート ラストスパートと言わんばかりに精力的に活動する嵐のメンバーたち、後輩との絡みも積極的に
女性セブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン