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2019.12.24 07:00  NEWSポストセブン

26年ぶり箱根駅伝出場の筑波大 奇跡起こした監督のメソッド

 復活をとげたのは選手たちひとりひとりのがんばりの結果に違いないが、この日に焦点を定め、最大のパフォーマンスを発揮させたのは、まぎれもなく監督の指導があってこそ。この奇跡を起こした筑波大学駅伝チームにも影響を与えた“弘山的ランニングメソッド”にも注目が集まっている。著書『最高の走り方 超効率的「ベストな一歩」が記録を伸ばす!』からその一部を紹介しよう。

弘山勉監督には常識を覆すフォーム理論があるという

◇超効率的「ベストな一歩」を探せ!
 「自己ベストは、最高の一歩の積み重ね」と弘山さんは言う。そのために、ランナーのポテンシャルを最大限に生かすべく、徹底的に「効率的な走り方を実現するフォーム」追求が大事。練習時間の限られたサラリーマンランナーが、「速く、長く、ラクに」走れるべく、さまざまな悩みに対応した走り方の見つけ方を探すのがベスト更新の近道である、と。

  ◇ランニングの常識に縛られるな!
 一般的に信じられている「着地は真下」「骨盤は前傾」「ピッチ走法は省エネ」「上下動は悪」などがじつは間違っている場合もある。誤解をあらため、効率のよいフォームについての正しい理解を促す。

 ◇「傷み」や「故障」から今の走りの弱点を探る方法がわかる!
 ランナーならだれもが経験する痛みと故障。そこからフォームの問題点を探る方法を知る。

◇「1500メートルのタイム」がキモ
 長距離レースにおいて、自分がどのレベルまでのタイムを目標に設定し、トレーニングを積めばいいのかで悩むランナーは多い。その基準となるのが1500メートルのベースタイム。弘山式計算式だと、たとえば大迫傑選手なら、2時間4分28秒で走れる可能性があると予測できるらしい。

◇3か月間で目標タイムに近づく効果的なトレーニング方法を知る!
 フォームを改善し、目標タイムを設定したら、次はレース本番に最大のパフォーマンスができるよう狙いを定め、トレーニングに励む。現在の実力(サブ2.5~サブ4)によってトレーニング方法も変える。

 これまで研究されてきた一般的なデータや、著者の経験則から導き出した分析やメソッドをもとに、常識をひっくり返す驚きのフォーム理論をもつ弘山監督。彼率いる筑波大学が、令和のいだてんとなって箱根路を走る姿を見られる日はもうすぐだ。

【プロフィール】
 弘山 勉(ひろやま・つとむ) /1966年10月12日栃木県生まれ。筑波大学体育専門学群卒業。大学在学中は箱根駅伝に4年連続出場。大学卒業後は資生堂に入社。2007年から2013年まで資生堂ランニングクラブの監督を務め、アトランタ、シドニー、アテネのオリンピック三大会に出場を果たした弘山(旧姓:鈴木)晴美選手などを育てる。2015年4月に筑波大学陸上競技部男子中長距離コーチに着任。筑波大学箱根駅伝復活プロジェクトHP(http://tsukuba-hakone.win/)、EVOLUアスリートLab(http://athlete.evolu.co.jp/)。

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