国内

65%のヤクザが「ある」、芸能人やスポーツ選手との交流

山口組総本部に家宅捜索に入る警視庁と静岡県警の捜査員(写真/共同通信社)

 2019年は芸人による“反社”への闇営業問題がしきりと取り沙汰された。果たしてヤクザはどれほど著名人との接点があるのか。ヤクザ事情に詳しいフリーライター鈴木智彦氏が、山口組を含む現役組員100人にアンケート調査を実施した。

 * * *
◆Q 芸能人やスポーツ選手との交流はありますか?

ある:65人
ない:35人

 2019年は芸人の闇営業が問題になったが、今でもヤクザと有名人との交際はなくなってはいない。

「こんな時代だけど、親分が贔屓にしていた相撲取りや野球選手から、『近くに仕事に来ました』と電話が来ることはある。飯を食わせろ、小遣いをくれ、女をあてがってくれということ。多少なら付き合ってやりたいが、もし写真を撮られたらあっちが困る」(独立団体最高幹部)

 なんとも優しき気遣いだが、それは著名人にはアクセサリーという利用価値があるからだ。半面、落ちぶれた芸能人ならともかく、人気絶頂のスターが暴力団と付き合えば、デメリットしかない。芸能界と蜜月関係にあった名残は、いまだあちこちに残っているが、時間が経てば次第にさび付き、朽ち果てるに違いない。

ヤクザ世論調査の結果は?

●調査・文/鈴木智彦(フリーライター)

※週刊ポスト2020年1月3・10日号

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン