芸能

YOSHIKI、うつ告白 アルバムほぼ完成も重圧で発売踏み切れず

生放送でうつを告白したYOSHIKI

 日本を代表するロックバンドが窮地に陥っている。

「ついにYOSHIKIが壊れてしまったんです。こんな形でバンドの未来が暗礁に乗り上げることになるとは…」

 音楽業界関係者がこう落胆する理由は、1月3日、生放送のインターネット番組にある。この日、自身の番組に出演していたX JAPANのYOSHIKIが、「うつっぽくなってしまって(中略)『X JAPAN』と聞くだけで体中に蕁麻疹が出てくる」と、唐突に告白したのである。さらにこんな発言も飛び出した。

「アルバムって言葉も嫌い。呪われてるみたい。ノイローゼになってくる。(中略)アルバムなんか出さない! …こんな言い方よくないな。ごめんなさいね。出したい時に出す。期待しないで。あんまり今出したいと思わない」

 ここ数年、X JAPANにとって「新アルバム」は、悩みの種でもあった。

 彼らの最後のアルバムリリースは、24年前の『DAHLIA』(1996年発売)にまで遡る。以降、現在まで新アルバムのリリース情報は出るが、「発売決定」と「延期」を繰り返してきた。やがて痺れを切らしたファンからは「出す出す詐欺だ」、「話題作りをしたいだけ」という辛辣な声も聞こえ、YOSHIKIを追い詰めてきたという。

 だが実際には、発売の準備は整っているという声もある。

「レコーディングは約2年前に終わっていて、外国人女性をメインビジュアルにしたジャケットもほぼ完成しています。ですが、YOSHIKIさんの中でX JAPANという存在が大きくなりすぎて、恥ずかしいものを出せないというプレッシャーが強くなっている。失敗が許されない状況に、発売に踏み切れない、という指摘もあるんです。向上心の強いYOSHIKIさんですから、もっといいアレンジができるのでは? というこだわりも影響しているのかもしれない。そんな葛藤の中、ファンからのクレームを浴び、心が痛み始めたのでしょう」(レコード会社関係者)

 冒頭の番組で、YOSHIKIは「2020年のX JAPANの展望はない!」と言い切っている。

「X JAPANは、メンバー個々がYOSHIKIさんが統括する音楽出版社と契約する形式を取っています。これだけでもバンドとしては異例のことですが、事態はもっと深刻なんです。なかには2017年で契約の更新をやめ、その後は活動の度に契約を結んでいるメンバーもいます。理由は音楽出版社からの金銭未払いとも…実は昨年、YOSHIKIさんはバンドとしての活動をメンバーに呼び掛けました。ですが、うまく話をまとめることができなかった。そのことも“うつ発言”の要因かもしれません」(前出・音楽業界関係者)

 告白後、ファンからはYOSHIKIを心配する声があがっている。

※女性セブン2020年1月30日号

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