「可燃ごみから紙類を抜くとごみは劇的に減ります。その紙類を捨てる際は、新聞、雑誌、段ボール、紙パックに分類して資源として出すのがリサイクルのコツ」。交ぜて出すと、ごみ集積場での回収や清掃工場での選別に大変苦労する。菓子箱などの紙製容器包装も紙袋に入れて出せばリサイクルされる。
【ビデオテープや歯ブラシ、CDは地域により、不燃か可燃か、判断が異なる】→〇
以前は不燃ごみとして出すことが多かったが、最近は焼却炉の改良や焼却技術の向上でプラスチックを可燃ごみにする自治体も増加。ただ、その判断は自治体により異なるため確認が必要。ちなみに洗剤ボトルなどの容器包装とともに資源に出す人もいるが、CDや歯ブラシなどは資源にしない自治体が多い。
【肉や魚を買ったら“くるりポイ”を実践。これでトレイを持ち帰らず、家庭ごみを減らしている】→×
食品トレイを店のごみ箱にポイ捨てする「くるりポイ」は、洗う手間を省き、家庭ごみを減らすのが目的。だがコレ、「菌が付着する可能性があり、不衛生」と保健所も注意を促す迷惑行為。「トレイやラップは容器包装プラなので、洗って出せば再資源化OK」。白色トレイは白色トレイなどに再生されるため、一部の店では店頭回収も実施している。
【家庭で1回に出せるごみの量を気にしたことがない】→△
基本的に1回のごみ収集日に家庭で出せるごみの量は45リットル袋で3袋が上限。「これは、可燃ごみ回収日が月曜・金曜の週2回の場合、残りの火曜、水曜、木曜それぞれ1日1袋という考え方から。大量にごみが出る場合は、清掃事務所に事前連絡をお願いします」。
【ペットボトル飲料はフタをつけたまま捨てている】→×
フタとラベルは容器包装プラスチック資源にし、本体はペットボトル資源に分別。口元に残るプラスチックの輪は外さなくてOKだ。
※女性セブン2020年1月30日号