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2020.01.31 16:00  週刊ポスト

東大がん専門医のがんにならない習慣、貧乏ゆすりや日光浴

東京大学医学部附属病院の放射線科准教授の中川恵一医師(日本対がん協会提供)

 日本人の死因1位のなったがん。がんについての知識を学ぶ上で大いに参考になるのが、東京大学医学部附属病院の放射線科准教授である中川恵一医師が上梓した『知っておきたい「がん講座」リスクを減らす行動学』だ。中川氏は一昨年に膀胱がんが見つかった。それ以降、より「がんリスク」についての研究を深めてきたという。中川氏に「がんにならない習慣」を聞いた。

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◆日本は「がん教育後進国」

 現在、日本では「がん時代到来」と言われ、年間のがん死亡者数は増加の一途を辿っています。しかし、欧米に目を向けると、がん死亡者が減少に転じていることをご存じでしょうか?

 この差が生じる原因は、健康や医療の知識(ヘルスリテラシー)の差だと私は考えています。例えば米国では、国の疾病予防管理センターが定めた保健教育に関する学習目標があり、高校卒業までに病気の予防、健康リスクの管理術を学びます。一方、日本では、がんに関する知識を習う機会はほとんどありませんでした。

 そこで2017年以降、日本でも中学・高校で「がん教育」が学習指導要領に盛り込まれるようになりました。私も文科省のがん教育に関する委員を務めました。

 しかし問題は、すでに学校を卒業した大人たちです。今年1月から、富士通株式会社が従業員7万人にがん教育を開始すると発表しましたが、がん教育は企業に委ねられているのが実態です。

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