芸能

藤井フミヤ、“8人目のチェッカーズ”を脱退させた転売事件

「8人目のチェッカーズ」はなぜ脱退した?(写真/共同通信社)

 1980年代中頃、有名人の写真を撮るために熱心に追いかけた彼らはいつしか「カメラ小僧」(カメコ)と呼ばれるようになった。まさに言い得て妙のネーミングだが、一体なぜそう呼ばれるようになったのか。カメコ歴40年のベテランが意外な真実を語る。

「元々、カメラ小僧という言葉は単にカメラが趣味の若者が増えた際に作られた愛称です。我々は『追っかけ』とか、そんな風に呼ばれていた。でも藤井フミヤがテレビで『カメラ小僧』と呼んだことで、いつの間にかそれが普及したんです」

 その背景には、あるカメコの存在があった。

「チェッカーズが1983年にデビューした当時からずっと彼らを追いかけていたTという熱心なカメコ男性がいました。彼は人懐っこい人柄も幸いしてかメンバーにも気に入られて、移動中やプライベートショットを公認で撮らせてもらっていた。メンバーから“お前は8人目のチェッカーズだ”と言われるほどでしたが、Tはそんなメンバーを裏切ってしまった」

 追っかけの資金作りのため、写真を他のファンに売ってしまったのだ。

「ある時、空港の到着ロビーで出待ちをしていたTを見つけたフミヤが“写真、売っただろ!”と怒ったそうなんです。しかも翌日に出演した『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングで、タモリに『弟分みたいに可愛がっていたカメラ小僧に、変な写真を売られちゃったんです』と言ったんですよ。その時の言葉こそ、普及のきっかけだったのです」

 そうして8人目のチェッカーズは“脱退”させられたという。

◆取材・文/河合桃子

※週刊ポスト2020年2月7日号

関連記事

トピックス

参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
「結婚前から領収書に同じマンション名が…」「今でいう匂わせ」参政党・さや氏と年上音楽家夫の“蜜月”と “熱烈プロデュース”《地元ライブハウス関係者が証言》
NEWSポストセブン
7月6~13日にモンゴルを訪問された天皇皇后両陛下(時事通信フォト)
《国会議員がそこに立っちゃダメだろ》天皇皇后両陛下「モンゴルご訪問」渦中に河野太郎氏があり得ない行動を連発 雅子さまに向けてフラッシュライトも
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、経世論研究所の三橋貴明所長(時事通信フォト)
参政党・さや氏が“メガネ”でアピールする経済評論家への“信頼”「さやさんは見目麗しいけど、頭の中が『三橋貴明』だからね!」《三橋氏は抗議デモ女性に体当たりも》
NEWSポストセブン
かりゆしウェアをお召しになる愛子さま(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《那須ご静養で再び》愛子さま、ブルーのかりゆしワンピースで見せた透明感 沖縄でお召しになった時との共通点 
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏(共同通信)
《“保守サーの姫”は既婚者だった》参政党・さや氏、好きな男性のタイプは「便利な人」…結婚相手は自身をプロデュースした大物音楽家
NEWSポストセブン
松嶋菜々子と反町隆史
《“夫婦仲がいい”と周囲にのろける》松嶋菜々子と反町隆史、化粧品が売れに売れてCM再共演「円満の秘訣は距離感」 結婚24年で起きた変化
NEWSポストセブン
注目度が上昇中のTBS・山形純菜アナ(インスタグラムより)
《注目度急上昇中》“ミス実践グランプリ”TBS山形純菜アナ、過度なリアクションや“顔芸”はなし、それでも局内外で抜群の評価受ける理由 和田アキ子も“やまがっちゃん”と信頼
NEWSポストセブン
参院選の東京選挙区で初当選した新人のさや氏、夫の音楽家・塩入俊哉氏(時事通信フォト、YouTubeより)
《実は既婚者》参政党・さや氏、“スカートのサンタ服”で22歳年上の音楽家と開催したコンサートに男性ファン「あれは公開イチャイチャだったのか…」【本名・塩入清香と発表】
NEWSポストセブン
中居、国分の騒動によりテレビ業界も変わりつつある
《独自》「ハラスメント行為を見たことがありますか」大物タレントAの行為をキー局が水面下でアンケート調査…収録現場で「それは違うだろ」と怒声 若手スタッフは「行きたくない」【国分太一騒動の余波】
NEWSポストセブン
かりゆしウェアのリンクコーデをされる天皇ご一家(2025年7月、栃木県・那須郡。撮影/JMPA) 
《売れ筋ランキングで1位&2位に》天皇ご一家、那須ご静養でかりゆしウェアのリンクコーデ 雅子さまはテッポウユリ柄の9900円シャツで上品な装いに 
NEWSポストセブン
定年後はどうする?(写真は番組ホームページより)
「マスメディアの“本音”が集約されているよね」フィフィ氏、玉川徹氏の「SNSのショート動画を見て投票している」発言に“違和感”【参院選を終えて】
NEWSポストセブン
スカウトは学校教員の“業務”に(時事通信フォト)
《“勧誘”は“業務”》高校野球の最新潮流「スカウト担当教員」という仕事 授業を受け持ちつつ“逸材”を求めて全国を奔走
週刊ポスト