芸能

堂本光一、ジャニー氏の死で増すプロデューサーとしての自覚

ゲネプロを終えて、帰宅する光一

 日付が変わった深夜12時半の東京・帝国劇場。キャスト、スタッフが楽屋口から続々と出てくる中、姿を現した堂本光一(41才)は、疲れた様子を見せず笑顔で歩いていた。しかし、内心は違っていた──。

 2月3日、光一が主演・演出を務めるミュージカル『Endless SHOCK 20th Anniversary』(以下、SHOCK)のゲネプロが公開された。

「本番前の稽古は昼過ぎから始まって、夜の11時前まで連日続きました。光一さんは、ほかの出演者が帰ってからも居残りで稽古を続け、体のケアまで済ませてから劇場を後にしています。今回の舞台にかける熱量はいつもと違うように感じます」(舞台関係者)

 今年のSHOCKは第1回公演から20周年という記念すべき年であるが、別の意味でも大きな節目となる。昨年7月にジャニー喜多川さん(享年87)が亡くなってから、初めて帝国劇場で挑むからだ。

「帝国劇場はジャニーさんにとって思い入れの深い会場。ミュージカルの聖地であり、デビューを夢見るJr.やファンのためにこの会場で作品を作り続けました。一年の半分は帝劇で過ごしていたともいわれます」(芸能関係者)

 SHOCKは初め、ジャニーさんが脚本や演出を務めていた。しかし、2005年から光一が脚本を務め、今のストーリーが生まれた。

「演出など悩みがあったら光一さんはジャニーさんに相談していました。そのため、ジャニーさんが亡くなると周囲に、“自分で演出しても最後に責任を取るのはジャニーさんだったので、そこに甘えていたことにあらためて気づいた”と語っていました。精神的支柱がいなくなったことで、光一さんは今まで以上に責任感とプレッシャーを感じています」(前出・芸能関係者)

 今回のSHOCKはメインもアンサンブルキャストも一新された。そのキャスト選びから光一は熱を帯びていた。

「出演者のオーディションに参加したそうです。光一さんは参加者にせりふを言ってもらったり、ダンスを踊ってもらうなど、生前、ジャニーさんがやっていたようにすべてを見ていました。初心に帰って、一から始めようとしていました」(前出・芸能関係者)

ブラックスタイルの光一

関連記事

トピックス

憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博を訪問された愛子さま(2025年5月8日、撮影/JMPA)
《初の万博ご視察》愛子さま、親しみやすさとフォーマルをミックスしたホワイトコーデ
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
事務所独立と妊娠を発表した中川翔子。
【独占・中川翔子】妊娠・独立発表後初インタビュー 今の本音を直撃! そして“整形疑惑”も出た「最近やめた2つのこと」
NEWSポストセブン
名物企画ENT座談会を開催(左から中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏/撮影=山崎力夫)
【江本孟紀氏×中畑清氏×達川光男氏】解説者3人が阿部巨人の課題を指摘「マー君は二軍で当然」「二軍の年俸が10億円」「マルティネスは明らかに練習不足」
週刊ポスト
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン
ラッパーとして活動する時期も(YouTubeより。現在は削除済み)
《川崎ストーカー死体遺棄事件》警察の対応に高まる批判 Googleマップに「臨港クズ警察署」、署の前で抗議の声があがり、機動隊が待機する事態に
NEWSポストセブン
北海道札幌市にある建設会社「花井組」SNSでは社長が従業員に暴力を振るう動画が拡散されている(HPより、現在は削除済み)
《暴力動画拡散の花井組》 上半身裸で入れ墨を見せつけ、アウトロー漫画のLINEスタンプ…元従業員が明かした「ヤクザに強烈な憧れがある」 加害社長の素顔
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン