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羽生結弦、北京五輪優勝に向け着々と起こす様々な変化

北京五輪に向けて、さまざまな変化が(時事通信フォト)

 フィギュアスケートの羽生結弦選手(25才)が、シーズン途中にも関わらず、異例のプログラム変更を断行した。

 昨年3月の世界選手権ではネイサン・チェン選手(20才)に及ばず銀。同年12月のGPファイナルでも40点以上の大差をつけられた。さらに全日本選手権では宇野昌磨選手(22才)に逆転優勝を許した。羽生が日本人に負けたのは実に5年ぶりだった。

 不調の原因のひとつと言われているのが、信頼していた整体師Aさんが羽生の担当を外れたことだ。

「本人も精神的支柱だったAさんがチームを離れたから不調になったと考えるようになっていった。それで羽生選手はお母さんに心ないことを言ってしまうこともあったとか。そんな最中のファイナルと全日本。羽生選手は心身ともに相当追い詰められていたと思います」(スケート連盟関係者)

◆貸し切りの露天風呂で

 全日本選手権直後のクリスマス、羽生は実家、宮城・仙台から車で30分ほどの場所にある温泉郷に向かった。

 奥州三大名湯にもあげられ、神経痛や腰痛、皮膚病の効能があり、かつて天皇が通った逸話も残る1000年を超える歴史ある温泉だ。老舗旅館の常連客は羽生と鉢合わせ驚いたという。

「前回は平昌五輪で金メダルを取った直後に来ていたというから、今回は1年半ぶりだったようです。大浴場ではなく、貸し切り風呂を利用したようで、ゆっくりつかっていたんでしょうな。験担ぎの意味合いがあったかどうかはわかりませんが、思ったよりずいぶん華奢だなと思いましたが、表情はリラックスしていましたよ」

 この老舗旅館はもともと羽生の両親が通っていたという。

「温泉にはお母さんもいたようです。親孝行というか、母子関係はかなり良好になっているように思います。羽生選手を誰よりも支えているのはお母さん。カナダでの生活も彼につきっきりですから。そのお母さんとの関係が微妙であれば当然演技にも響きますよね。もう一度原点に立ち返り、勝つためには母親の協力が不可欠だとあらためて気づいたのだと思います」(前出・スケート連盟関係者)

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