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11人出産した助産師が教える、夜泣きと離乳食の悩み対処法

沿い乳をすると母子ともにリラックスしてよく眠れるようになる。夜間授乳に限らず日中でもOK(イラスト/すぎやまえみこ)

 大阪・阿倍野区にある『助産院ばぶばぶ』院長で助産師のHISAKOさんは自らも11人の子を産んだ肝っ玉母さん。全国から彼女のもとへと駆け込む母親の数は約5万人にも上る。少子化が心配される昨今、HISAKOさんに今どきの“がんばらない”子育てを聞いてきました。

◆夜泣きの悩み

 夜中に何度も目を覚まし、一旦泣き始めると収拾がつかない状態。「どうしたら夜泣きがなくなりますか?」という母親からの相談にHISAKOさんはこう答える。

「赤ちゃんは交感神経と副交感神経の切り替えがまだうまくできず、1時間ごとぐらいに浅い眠りと深い眠りを繰り返します。ですから夜泣きは必然のことと受け止め、ひたすら“待つ”しかないんですよ」

 そこでオススメしたいのが添い乳。

「添い乳を習慣にすることで赤ちゃんの睡眠の質が落ち、依存心を植えつけてしまうということはありません。授乳ホルモンの分泌は夜中に活発にもなります。添い寝をしておっぱいを与えることで赤ちゃんは安心して深い眠りに入っていくことができます」

 添い乳をする時は、お互い横向きになり平行の姿勢で与えよう。

◆離乳食の悩み

「一般的に離乳食は生後5~6か月からといわれていますが、この基準は“生後5か月未満の早い時期から食べ物を与えると赤ちゃんの内臓に負担がかかる”、“アレルギー発症の原因になりやすい”といわれているため。つまり、“離乳食を始めるのは生後5か月を過ぎるまで待って”ということで“5か月になったらすぐ始めなさい”ということではないのです」

 離乳食開始は焦らず、生後7~8か月ぐらいからでも充分だという。

「1才半を過ぎる頃にそれなりに食べる量が増えてくれば大丈夫です」

※女性セブン2020年2月20日号

院長のHISAKOさん(中央)の元には、多くの母子が訪れる(写真提供/助産院ばぶばぶ)

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