2005年、ファッションショーに登場した槇原容疑者(時事通信フォト)
「今はネット上でいくらでも情報を発信できるので、かつてのようにメジャーのレコード会社に依存することなく活動ができます。メディアでの露出がなくても、ファンに作品を届けることは可能です。つまり、今の音楽業界には、ミュージシャン自身の采配で自由に活動ができる環境があるので、不祥事を起こしてしまったとしても、自己判断で復帰できる可能性が高いということです。ASKAさんも、メディアではそこまで頻繁に見かけるわけではありませんが、昨年には7年ぶりとなる日本武道館での単独公演を成功させるなど、精力的に活動しています」(大塚氏)
今回逮捕された槇原容疑者は、2010年にプライベートレーベル「Buppuレーベル」を立ち上げており、すでにインディーズとしての活動を展開していた。
「現段階で槇原本人の裁量のもとで活動していたということで、仮に今後復帰するとしても、そのタイミングは最終的には自身の判断で決めることになると思います。スタッフに給料を払わなければならないだろうし、比較的早く復帰する可能性もあるでしょう。また、不祥事で発生した損害賠償を支払うこととなれば、これまで以上に働く必要があり、余計に復帰が早まるかもしれないですね」(前出・音楽業界関係者)
また、SMAP『世界に一つだけの花』など、槇原容疑者が提供した名曲たちを封印させないためにも、復帰を願うという声もあるようだ。
「やはり“シンガーソングライター・槇原敬之”の才能に対する評価はかなり高い。復帰時期についてはさまざまな声もありますが、しっかり復帰して音楽シーンに貢献してほしいと考える業界関係者も多いと思います」(前出・音楽業界関係者)
事件の全容がまだ不明な中で、復帰を望む声が出るのは早計にすぎるが、槇原容疑者はまずはしっかりと罪を償い、薬物と決別するしかなさそうだ。