国内

クルーズ船下船後のジム通いや店員へのド詰め、人間って怖い

国民に協力を呼びかけるため、頭を下げる安倍首相。だが、対策は遅きに失し国民の怒りを買った(共同通信社)

 体験取材を得意とする『女性セブン』の名物ライター“オバ記者”こと野原広子(62才)が、世間で起きる様々な事象にゆるくツッコミを入れる。今回のテーマは「ワリを食わされるのは結局のところ、国民!?」だ。

 * * *
 3日前の深夜、「大丈夫? 熱、出てない?」と友人がLINEしてきた。なんでも、ネットで「衆議院会館勤務の秘書が新型コロナウイルスに感染した」という噂が流れたんだって。

 私はいま、ライターのかたわら、衆議院議員の事務所でアルバイトをしている。それで心配してくれて、「秘書会とか行ってないよね?」と聞いてきたんだけど、残念ながら私は、秘書会に皆勤賞。

 国会議員の秘書会というと、しかつめらしく聞こえるかもしれないけど、実際は楽しい飲み会だったりする。先日は赤坂の、庶民的だけど本格的な中華料理店で大盛り上がり。で、そこが感染源になった、という噂なんだって。噂には尾ひれがついて、「その人は新型コロナウイルスに感染したのに、インフルエンザにかかったことにしているらしい」とか、「代議士の××先生はすでに濃厚接触してるから、安倍や麻生に感染るのも時間の問題」などと拡散したみたい。ま、結局は単なる噂に過ぎなかったんだけど。

 それにしても、2月29日に行われた安倍首相の会見には腰を抜かしたね。

「全国すべての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週月曜日(3月2日)から春休みに入るまで臨時休業を行うよう要請致しました」と言うんだけど、どうしてそんな判断に至ったのか具体的な説明はなく、一方的な「お願い」に終始した。

「学童保育において、春休みと同様の対応を取ることなど、各自治体におけるさまざまな取り組みを、国として全力で支援する考えです」とか、「私が決断した以上、私の責任においてさまざまな課題に万全の対応を取る決意であります」とか、見得を切るのはいいんだけど、実際のところは何をどうするかわからない。これって現場への丸投げじゃん。結局のところ、最終的にワリを食うのは国民、ってことなのかな。ホント、「つまんないこと」言うねって感じだよね。

関連記事

トピックス

遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
中川翔子インスタグラム@shoko55mmtsより。4月に行われた「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2025」には10周年を皆勤賞で参加し、ラプンツェルの『自由への扉』など歌った。
【速報・中川翔子が独立&妊娠発表】 “レベル40”のバースデーライブ直前で発表となった理由
NEWSポストセブン
奈良公園で盗撮したのではないかと問題視されている写真(左)と、盗撮トラブルで“写真撮影禁止”を決断したある有名神社(左・SNSより、右・公式SNSより)
《観光地で相次ぐ“盗撮”問題》奈良・シカの次は大阪・今宮戎神社 “福娘盗撮トラブル”に苦渋の「敷地内で人物の撮影一切禁止」を決断 神社側は「ご奉仕行為の妨げとなる」
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン