希望されていた学習院大学文学部日本語日本文学科への進学が決まった愛子さま。実は、皇室記者の間では、「海外経験の豊富な雅子さまの影響もあって、愛子さまは英語も堪能であるし、学習院大の中でも最近新設された「国際社会学部」に進まれるのではないか」という見方が大半だった。しかし、愛子さまが選ばれたのは、天皇陛下と同じ「文学部」だった。
「なんと言っても、まずは陛下の出身学部であったことが大きいと感じます。父親から学部の雰囲気や教授のことは事細かに聞かれていて、それも1つの志望動機になったはずです」(皇室ジャーナリスト)
海外で学ばれることも、陛下の背中を追ってのことだという。
「愛子さまは生活の中で海外の方と交流される機会が多くあります。お住まいの赤坂御所にはしばしば海外賓客が訪れますが、愛子さまも堂々とご対応され、海外の文化にも強いご関心を示されると聞いています。
大学入学から2年以内には、陛下が留学されていた英オックスフォード大に留学されるだろうといわれています。雅子さまが卒業された米ハーバード大学は念頭にないようです」(別の皇室ジャーナリスト)
学習院大には、海外の協定校で学ぶ「協定留学制度」がある。協定校で取得した単位は日本でも単位として認められる制度だ。オックスフォード大も、その協定校の1つ。
愛子さまが大学で学ばれるのが「日本語日本文学科」だからといって、海外留学と無縁なわけではまったくない。むしろ、たとえば「海外から見る日本文学」や「シェイクスピアと平安文学の比較」などを研究テーマにするのならば、国内で日本文学の学識を深められた上で、海外に出て学ばれるのが王道と言える。
「両陛下ともに語学には堪能すぎるほどなので、“外国語を学ぶために海外留学する”ということでもないのでしょう。英語を中心に語学を操られるのは当然のことで、その上で何を学ぶかを考えられているようです。
皇族方にとって大学での研究は、就職のためのものではなく、ご自身のライフワークを見出すものです。愛子さまにとっては、それが陛下の影響を受けてご興味を持たれた歴史や古典であり、さらにはイギリスで学ばれることだったのでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)