3月10日の『プロフェッショナル』は、今年の番組最高視聴率5.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)を記録。スタッフが対象者と同一化しながらも、本人が映してほしくなさそうな部分も放送する適度な距離感を保ち、見応えのある50分に仕上げたからに違いない。

 気の遠くなるような膨大な労力を掛けたことで、視聴率という結果が生まれたのだ。図らずも、欽ちゃんの格言「“遠い”と成功する」を証明したのである――。

■文/岡野誠:ライター。著書『田原俊彦論 芸能界アイドル戦記1979-2018』(青弓社)は、鈴木智彦著『サカナとヤクザ』、山田ルイ53世著『一発屋芸人列伝』などとともに『本の雑誌』2018年ノンフィクション部門ベスト10入り。現在、萩本欽一のノンフィクション本構想を勝手に抱きながら、出版社探しに奔走中。

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