国内

昭恵夫人の花見問題 安倍首相「花見ではない」答弁は苦しい

満面の笑みで桜の下に立つ昭恵夫人

「ライトアップされた桜をバックに、某人気アイドルグループのTさん、人気モデルのFさんら、その中心に奥様が写ってらっしゃいます」――3月27日午前の参院予算委員会で、本誌・週刊ポストが報じた安倍昭恵・総理夫人の「私的な“桜を見る会”」の問題が俎上に載せられた。安倍晋三・首相は本誌が報じた写真を見て昭恵夫人に事実確認を行なったとした上で、「会合はあったが花見ではない」という苦しい答弁に終始した。

 立憲民主党の杉尾秀哉氏が国会質問で取り上げたのは、3月26日に本誌・週刊ポストがニュースサイト「NEWSポストセブン」で報じた1枚の写真だ。ライトアップされた七分咲きの桜をバックに13人の男女が笑顔で肩を寄せ合い、その中心に昭恵夫人が写っている。昭恵夫人の隣には、モデルの藤井リナ、その前列にはアイドルグループ・NEWSの手越祐也の姿がある。

「私も大変、コロナウイルス対策で忙しいのでございますが……」と前置きした安倍首相は、写真を見て、昭恵夫人にも確認を行なったとした。

 答弁のなかでは写真について、「都内のプライベートのスペースであるレストランで(昭恵夫人が)知人と会合を持ち、その際に桜を背景に記念写真を撮った」ものであると説明。その上で、「レストランの敷地内の桜のもとで撮ったもの」「東京都が自粛を求めている公園での花見のような宴会を行なっていたという事実はない」と釈明した。

 森友学園問題を巡って、自殺した近畿財務局職員の手記が公になり、公文書から昭恵夫人の名前などが削除された改竄問題が改めてクローズアップされている。そうしたなか、疑惑の渦中にあるファースレディとして、適切な行動だったのかという質問に対して安倍首相は、「レストランに行ってはいけないのか」と色をなして反論した。

関連記事

トピックス

渡邊渚さんの最新インタビュー
元フジテレビアナ・渡邊渚さん最新インタビュー 激動の日々を乗り越えて「少し落ち着いてきました」、連載エッセイも再開予定で「女性ファンが増えたことが嬉しい」
週刊ポスト
裏アカ騒動、その代償は大きかった
《まじで早く辞めてくんねえかな》モー娘。北川莉央“裏アカ流出騒動” 同じ騒ぎ起こした先輩アイドルと同じ「ソロの道」歩むか
NEWSポストセブン
「地毛なのか?」尹錫悦・前大統領罷免で迎える韓国大統領選 与党の候補者たちが泥沼の舌戦 「シークレットブーツか」「眉毛をアートメークしている」と応酬
「地毛なのか?」尹錫悦・前大統領罷免で迎える韓国大統領選 与党の候補者たちが泥沼の舌戦 「シークレットブーツか」「眉毛をアートメークしている」と応酬
NEWSポストセブン
主張が食い違う折田楓社長と斎藤元彦知事(時事通信フォト)
【斎藤元彦知事の「公選法違反」疑惑】「merchu」折田楓社長がガサ入れ後もひっそり続けていた“仕事” 広島市の担当者「『仕事できるのかな』と気になっていましたが」
NEWSポストセブン
「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手
【「地面師たち」からの獄中手記をスクープ入手】積水ハウス55億円詐欺事件・受刑者との往復書簡 “主犯格”は「騙された」と主張、食い違う当事者たちの言い分
週刊ポスト
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(61)と浜田雅功(61)
ダウンタウン・浜田雅功「復活の舞台」で松本人志が「サプライズ登場」する可能性 「30年前の紅白歌合戦が思い出される」との声も
週刊ポスト
4月24日発売の『週刊文春』で、“二股交際疑惑”を報じられた女優・永野芽郁
【ギリギリセーフの可能性も】不倫報道・永野芽郁と田中圭のCMクライアント企業は横並びで「様子見」…NTTコミュニケーションズほか寄せられた「見解」
NEWSポストセブン
ミニから美脚が飛び出す深田恭子
《半同棲ライフの実態》深田恭子の新恋人“茶髪にピアスのテレビマン”が匂わせから一転、SNSを削除した理由「彼なりに覚悟を示した」
NEWSポストセブン
保育士の行仕由佳さん(35)とプロボクサーだった佐藤蓮真容疑者(21)の関係とはいったい──(本人SNSより)
《宮城・保育士死体遺棄》「亡くなった女性とは“親しい仲”だと聞いていました」行仕由佳さんとプロボクサー・佐藤蓮真容疑者(21)の“意外な関係性”
NEWSポストセブン
過去のセクハラが報じられた石橋貴明
とんねるず・石橋貴明 恒例の人気特番が消滅危機のなか「がん闘病」を支える女性
週刊ポスト
大谷翔平(左)異次元の活躍を支える妻・真美子さん(時事通信フォト)
《第一子出産直前にはゆったり服で》大谷翔平の妻・真美子さんの“最強妻”伝説 料理はプロ級で優しくて誠実な“愛されキャラ”
週刊ポスト
万博で活躍する藤原紀香(時事通信フォト)
《藤原紀香、着物姿で万博お出迎え》「シーンに合わせて着こなし変える」和装のこだわり、愛之助と迎えた晴れ舞台
NEWSポストセブン