国内

五輪延期でどうなる? スポンサー契約、森氏去就、嵐の活動

すんなり任期延長となるのか(共同通信社)

 東京五輪の開催延期で、多方面で対応に追われている。抽選に当たって購入したチケットや、選ばれたボランティアはどうなるのか。大会組織委員会に聞くと、「検討中です」と答えるのみ。都の元職員で、五輪招致活動の推進担当課長を務めた鈴木知幸・国士舘大学客員教授はこう分析する。

「開催施設が変わり、収容人数も減る可能性がある。延期で参加できなくなった人には払い戻しや辞退を認めるという柔軟な対応を取らざるをえない。様々な問題を解決しなければならないため、方針決定にはまだ時間がかかるでしょう」

 組織委員会も問題を抱えている。森喜朗会長ら理事の任期は昨年6月からの2年間。開催時期次第で、再度、評議員会での選出が必要になる。

「その時点で森会長は83歳になっている。健康状態次第ではすんなり“任期も延長”となるかはわからない」(組織委関係者)という状況だ。

 スポンサー企業も対応に追われる。「IOCからの正式な連絡が来ていないのでコメントできない」(ワールドワイドオリンピックパートナーのパナソニック宣伝広報部)と、様子見の姿勢だが、あるスポンサー企業の関係者はこう打ち明ける。

「スポンサー契約は今年12月で切れるため、来夏開催だと追加の契約料が発生するかもしれない。CMは撮り直さずに使い続ければいいが、出演タレントとの契約延長が必要です。支出がどれほど増えるか、現時点では見当もつかない」

関連記事

トピックス

2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト