芸能

五輪延期で嵐の「活動続行」あるか カギはGWの新国立公演

嵐のプロデューサー役の松本は、ひとりで事務所を訪れることも多い

 会見4時間前に会場入りした5人。待ち時間に、自分たちの活動休止を報じるニュース番組に見入る。会見直前には全員で握手し、「写真はややほほ笑みで」と確認し──。

 3月31日、ドキュメンタリー番組『ARASHI’s Diary -Voyage-』(Netflix)の最新回が放送された。

「このタイミングで、活動休止を発表した2019年1月の会見の舞台裏が明かされるなんて、なんという偶然でしょうか。いままさに、“なんとか嵐の活動休止の時期を遅らせられないか”と、関係者が総出で頭を捻っているんですから」(芸能関係者)

 きっかけは新型コロナウイルス感染拡大の影響による東京五輪の1年延期。嵐はNHKの「オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」を務め、応援ソングも歌う。NHK幹部は3月25日の会見で、「来年についてはまだ何も決まっていない」と明かした。

「少なくとも年内は嵐がナビゲーターを続行することは表明されました。とはいえ、来年になって突然、“別の人が代わりにナビゲーター就任”とはいきません。少なくともNHKはなんとか東京五輪が終わるまでは活動を続けてほしいと、祈るような気持ちでしょうね」(前出・芸能関係者)

 その気持ちは、ファンも一緒だし、嵐の活動を支える関係者たちも一緒だ。

「活動を休止してほしいと考えている関係者は、誰もいないといっても過言ではありません。年内休止するかどうかは、メンバーの考え次第なんです。目下、さまざまな関係者が直接的、間接的にメンバーの“慰留”に動いています」(別の芸能関係者)

 これからどこを自分たちのゴールとするべきか―メンバーの中でも意見はまとまっていないようだ。

「大野智さん(39才)は、活動休止の延期になかなか“ウン”とは言わないでしょう。今年いっぱいでの活動休止は5人で考え抜いて出した結論だからです。ドキュメンタリー番組でも明かされたように、それぞれが葛藤を抱えながらも、決断を下して、それをファンに伝え、ファンは受け入れてくれたわけです。いくらやむを得ない事情で東京五輪の延期があったとはいえ、前言撤回をするのはファンを再び戸惑わせることになるのではないか──そう心配しているようなのです。

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