おなじみとなった安倍首相のマスク姿(時事通信フォト)

◆「アベノマスクのおかげさま」と言える10の気づき

●大ブーイングを受けるのは明らかなのに、誰も「やめたほうがいい」と言えなかった。そのことで官邸が絶望的に感覚がズレていて、自浄能力がないことを教えてくれた

●それでも無理やりな理屈で擁護する声がネット上に散見されたことから、人の価値観はさまざまだなあという思いや、ネットの裏に広がる闇のようなものを感じさせてくれた

●あれに466億円だか90億円だか、いずれにせよ巨額の税金を使い、さらに検品に8億円もかけるらしい。それを聞いて、政府は計算が苦手だということがよくわかった

●いつまでたっても配布できないことで、たぶん優秀なんだろうと思っていた日本のお役所のシステムが、じつはけっこうポンコツだということを教えてくれた

●巨額の契約なのに何だか不透明だったり不良品があまりに多かったり、どんな時でもお金儲けが上手なひとがいて、お役人はそういう人に騙されやすいことがわかった

●閣僚のみなさんは、ほとんどアベノマスクを着けていない。もしかしたら安倍首相は、想像以上に人望がなくて尊敬もされていないんじゃないかと心配な気持ちになった

●布マスクは、ウイルスの感染には効果が薄いとされている。それを政府が推奨したことで、日本人たるもの重視すべきは「世間の目」であるとあらためて認識させてもらった

●店頭にマスクが並び始めて値段も下がったのはこの政策の成果だと言い張っている姿を見て、政治家という人たちがいかに臆面もなく自己を正当化をするかがわかった

●多少は配布されているはずの東京都でも、これを着けて歩いている人は見たことがない。日本人の美意識や恥の感覚はまだまだ捨てたもんじゃないと感じさせてくれた

●あのタイプのマスクを久しぶりに見て、小学校の頃の給食当番を思い出し、甘酸っぱい気持ちにさせてくれた。実際に付けたら、もっとありありと思い出すかもしれない

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