芸能

芳根京子の進化が止まらない 新ドラマでの「暴れっぷり」

新境地を開拓している芳根京子

 NHK朝ドラ『べっぴんさん』などに主演し、どちらかというと、控えめでおとなしい女性を演じることの多かった芳根京子(23歳)。ここ最近、女優として今までのイメージとは違う新境地を開拓している。コラムニストのペリー荻野さんが“進化した芳根京子“について解説する。

 * * *
 6日にスタートしたWOWOWの連続ドラマW『大江戸グレートジャーニー~ザ・お伊勢参り~』。映画『超高!!参勤交代』の土橋章宏脚本、本木克英監督の作品と聞けば、大いに笑える時代劇というのは予想した通りだが、ここで注目したいのは、「さらに進化した芳根京子」である。

 物語は、金なし運なし人徳なしのダメ男、土壇場の辰五郎(丸山隆平)が、ぼんくらな借金取り(加藤諒)と「相手の生皮をはぐ」という恐ろしい殺し屋(山本耕史)に追われながら、家出小僧と白犬と道連れになってお伊勢参りを目指すというもの。

 ここで芳根京子は、川に身投げしようとしたところを辰五郎に助けられたワケアリ美女・沙夜役だ。家族連れに見せかけた方が怪しまれないと、辰五郎は沙夜を嫁役にスカウトする。一話はここまでだったが、予告を見る限り、この沙夜はたいへんな女らしい。いつもオドオドと、何かというと「死んでおわびします…」と言い出すが、いったん酒が入ると豹変。「さわんじゃねーよ!!」と暴れだす。殺し屋相手にも「さあ、どうなんだい!?」と啖呵を切る威勢のよさ。こんな芳根京子に誰がした?

 芳根京子といえば、朝ドラ『花子とアン』で強き母蓮子(仲間由紀恵)の娘富士子、廃部寸前の合唱部を舞台にしたドラマ『表参道高校合唱部!』の女子高校生、主演した朝ドラ『べっぴんさん』でも、子供服ビジネスできまじめに奮闘するヒロイン、そして月9の『海月姫』では、おさげに眼鏡、化粧っ気ゼロでクラゲの絵ばかり描いているクラゲオタクと、いつもまつ毛に憂いをたたえ、半歩引っ込んでるような役が多かった。

関連記事

トピックス

史上初の女性総理大臣に就任する高市早苗氏(撮影/JMPA)
高市総裁取材前「支持率下げてやる」発言騒動 報道現場からは「背筋がゾッとした」「ネット配信中だと周囲に配慮できなかったのか」日テレ対応への不満も
NEWSポストセブン
沖縄県那覇市の「未成年バー」で
《震える手に泳ぐ視線…未成年衝撃画像》ゾンビタバコ、大麻、コカインが蔓延する「未成年バー」の実態とは 少年は「あれはヤバい。吸ったら終わり」と証言
NEWSポストセブン
米ルイジアナ州で12歳の少年がワニに襲われ死亡した事件が起きた(Facebook /ワニの写真はサンプルです)
《米・12歳少年がワニに襲われ死亡》発見時に「ワニが少年を隠そうとしていた」…背景には4児ママによる“悪辣な虐待”「生後3か月に暴行して脳に損傷」「新生児からコカイン反応」
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン
“1日で100人と関係を持つ”動画で物議を醸したイギリス出身の女性インフルエンサー、リリー・フィリップス(インスタグラムより)
《“1日で100人と関係を持つ”で物議》イギリス・金髪ロングの美人インフルエンサー(24)を襲った危険なトラブル 父親は「育て方を間違えたんじゃ…」と後悔
NEWSポストセブン
「父と母はとても仲が良かったんです」と話す祐子さん。写真は元気な頃の両親
《母親がマルチ商法に3000万》娘が借金525万円を立て替えても解けなかった“洗脳”の恐ろしさ、母は「アンタはバカだ、早死にするよ」と言い放った
NEWSポストセブン
来日中国人のなかには「違法買春」に興じる動きも(イメージ)
《中国人観光客による“違法買春”の実態》民泊で派遣型サービスを受ける事例多数 中国人専用店在籍女性は「チップの気前が良い。これからも続けたい」
週刊ポスト
競泳コメンテーターとして活躍する岩崎恭子
《五輪の競泳中継から消えた元金メダリスト》岩崎恭子“金髪カツラ”不倫報道でNHKでの仕事が激減も見えてきた「復活の兆し」
NEWSポストセブン
自宅への家宅捜索が報じられた米倉(時事通信)
米倉涼子“ガサ入れ報道”の背景に「麻薬取締部の長く続く捜査」 社会部記者は「米倉さんはマトリからの調べに誠実に対応している」
米・フロリダ州で元看護師の女による血の繋がっていない息子に対する性的虐待事件が起きた(Facebookより)
「15歳の連れ子」を誘惑して性交した米国の元看護師の女の犯行 「ホラー映画を見ながら大麻成分を吸引して…」夫が帰宅時に見た最悪の光景とは《フルメイク&黒タートルで出廷》
NEWSポストセブン