芳根京子一覧

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『真犯人フラグ』出演の芳根京子「怪しいとマークされるのは光栄なこと」
『真犯人フラグ』出演の芳根京子「怪しいとマークされるのは光栄なこと」
 2クールドラマ『真犯人フラグ』の後編「真相編」がついに始まった。前編以上の謎が謎を呼び、視聴者の間では“真犯人探し”が過熱している。そこで、登場人物の中でも“大本命”といわれる芳根京子にインタビュー! 怪しい裏話を語ってくれました。 ツイッター「#みんなの真犯人フラグ」で1位獲得数最多を誇る真犯人の有力候補が芳根京子演じる、二宮瑞穂だ。「怪しいとマークされるのはこの作品では光栄なことなのでとてもうれしいです。現場でもみんなでツイッターを見て盛り上がっています。課長(西島秀俊)とは、“瑞穂がいないと何もできない課長と瑞穂の関係は、のび太とドラえもんみたいだね”なんて話をしていますが、瑞穂は果たして頼れるドラえもんか、はたまた黒幕か──第2部では瑞穂のバックボーンや人となりも明かされていきます」(芳根・以下同) 第1部の撮影中に結末がわかるあらすじが渡され、読むかどうかは自身の判断に委ねられたそう。「西島さんは真相を知るとどうしてもお芝居でよぎってしまいそうとしばらく我慢されていましたが、私はすぐ読んじゃいました(笑い)。みんなの秘密がわかると、『なんでそんなこと言うの? 怖ぁ〜』ってぞわぞわと鳥肌が止まりません(身震いしながら)。ある人物に狙いを定めて第1話から見れば、きっと“何か”見えてくるはずです(にやり)」 クセモノ揃いの登場人物の中で芳根のお気に入りキャラを聞くと、菱田朋子(桜井ユキ)と即答。「不気味でコワ〜い菱田さんがツボです。菱田さんと対面するシーンでは“本物だぁ”と大興奮(笑い)。菱田さんみたいなトリッキーなキャラをいつか演じてみたいです」◇まだ間に合う!『真犯人フラグ 真相編』日本テレビ系 毎週日曜 夜10時30分放送 相良凌介(西島秀俊)は妻と娘・息子の4人で幸せに暮らしていた。しかしある日、ご飯が炊かれたままの炊飯器を残して、愛する家族が忽然と姿を消してしまった――事件発覚当初は悲劇の夫として同情を集めた凌介も、身の回りで連続する不可解な出来事やSNSで拡散される疑惑によってやがて犯人説が浮上してしまう。  続々と登場する謎だらけの怪しい人物と、複雑に絡み合う伏線。この先の展開はどうなるのか、凌介は本当に真犯人なのか。放送と同時進行で繰り広げられる視聴者による考察合戦も作品の魅力となっている。企画・原案は秋元康。2019年放送のドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)制作陣と再び組んだ、完全オリジナルの新作ミステリー。〈 次回予告 〉#13 2022.1.23放送 凌介はバタコにフグ毒入りのお茶を飲まされ、意識不明の重体に。「毒を盛って逃げた女は何者か?」と警察と瑞穂たちは動き出す。バタコがかけてきた電話を解析し、瑞穂と一星はバタコが失踪事件にかかわっていると確信する。篤斗は刑事の阿久津からバタコの写真を見せられると、思いがけない反応を示して――!?撮影/中村功 取材・文/渡部美也※女性セブン2022年2月3日号
2022.01.23 11:00
女性セブン
引く手数多の岡田将生 “変わり者”の役にリアリティを与える力量
引く手数多の岡田将生 “変わり者”の役にリアリティを与える力量
 6月25日より公開中の映画『Arc アーク』。その中でキーパーソンを演じているのが岡田将生(31才)だ。地上波では、ドラマ『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』(テレビ朝日系)での注文の多いスター俳優役や、『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)でのひねくれ者の弁護士役など、クセのある役を多く演じ、度々話題を呼んでいる。近年、“変わり者”を演じられる稀有な俳優としてひっぱりだこの岡田。彼が愛される理由について、映画や演劇に詳しいライターの折田侑駿さんが解説する。 * * * 映画『Arc アーク』は、“不老不死”が可能となった世界を舞台としたSF映画。岡田演じる天音という人物は、不老不死を実現させる科学者であり、芳根京子(24才)演じるヒロイン・リナのパートナーとなる存在。つまり本作の根幹をなす役どころだ。作品を見て驚いたのは、フィクショナルなテーマにも関わらず、その世界感を完全に理解し当たり前のようにリアリティをもたせていた岡田の演技だ。SNSなどの口コミでも、彼の“普通ではない”魅力に言及した声が多く見られた。 本作は、ネビュラ賞、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞の3冠を制覇した作家ケン・リュウ(45才)による短編小説『円弧』を、『愚行録』(2017年)や『蜜蜂と遠雷』(2019年)などが高く評価された石川慶監督(44才)が長編映画化したもの。近未来の日本が舞台のSF作品ではあるものの、いかにもそれらしい演出は控えめ。あくまでも、“不老不死が叶う世界でのヒューマンドラマ”にウェイトが置かれている。 あらすじはこうだ。17才で生んだ息子の元を去り、自由な世界を求めて一人で放浪生活を送るリナ(芳根京子)。彼女は19才になったある日、エマという女性と出会い、人生が大きく変わることになる。エマの下で、愛する存在を失った人々のため、遺体を生きていたときの姿のまま保存できるよう施術する特殊な仕事に就くことになるのだ。やがて、エマの弟・天音(岡田将生)がこの技術を発展させ、果ては“不老不死”も可能にしてしまう。その施術を受けたリナは、世界で初めて不老不死の身となった女性として、30才の身体のまま人生を送っていくことになる。 芳根演じるリナが過ごす“長い時間”にはさまざまな人々が登場するが、配された俳優たちも非常に魅力的な布陣となっている。リナの才能を見出すエマ役の寺島しのぶ(48才)や清水くるみ(26才)、風吹ジュン(69才)、小林薫(69才)らがこの物語世界を支え、倍賞千恵子(80才)の存在が物語のテーマに深みを与えている。芳根の表現力は言わずもがなだが、対峙する彼らがあってこそ引き出されるものもあるだろう。そのなかでも一際目を引くのが、岡田将生の存在だ。彼が演じているのは、近年完全に板についてきた一風変わった役なのである。 岡田といえば、映画やドラマ、CM、さらには舞台にと、デビュー以来見かけない日はない活躍が続いている。ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)で好演したひねくれ者の弁護士役が記憶に新しく、7月11日からは、Bunkamura・シアターコクーンにて主演舞台『物語なき、この世界。』が幕を開けるところだ。キャリアを重ねるにつれて、各作品における岡田の重要度は大きくなっている。どこか浮世離れした人物や、いわゆる“小物キャラ”、神経質な青年などは彼の得意とする役柄で、先述の『大豆田とわ子と三人の元夫』をはじめ、直近の出演作にもこの傾向が見られる。そして、本作『Arc アーク』で演じる天音役もこれに該当するのではないかと思う。 彼が演じるのは“不老不死”の技術開発をする天才科学者。自然の摂理に反する不老不死に挑む人物とあって、いかに変わり者であるか分かるだろう。これを岡田は、終始浮かべる不敵な笑みと、抑揚を抑えたセリフ回しで表現している。常に冷静でどこか人間味の薄い、やや風変わりなキャラクターは、本作のフィクショナルなテーマの一部分をも体現しているようだ。それでいて、リナとの“関係性の変化”に合わせて変化する天音の人物像にも注目である。 近年の岡田は“どこにでもいるようなごく平凡な青年”の役から遠ざかっているが、なぜこうも変わり者を演じられる俳優として愛されるのか。それはデビュー以来、同系統の役ばかりでなく、例えば好青年とはほど遠い人物を演じた映画『告白』や『悪人』など、早い段階から演技の幅の拡張に挑んできた点が大きな理由として挙げられるだろう。俳優としての可能性の限界を定めない姿勢が、常に観客に驚きを与えてきた。 結果、今の“性格派俳優・岡田将生”があるのだ。『Arc アーク』の石川慶監督だけでなく、8月に公開を控えている映画『ドライブ・マイ・カー』の濱口竜介監督など、国内外で高く評価される監督らの作品に引っ張りだこである事実が、岡田の力量を物語っている。ちなみに、舞台『物語なき、この世界。』では、虚無感を感じさせるような“売れない役者”という等身大の若者役に扮するようだ。これを今の岡田がどう演じるのか、あれこれ想像するのも一興だ。【折田侑駿】文筆家。1990年生まれ。映画や演劇、俳優、文学、服飾、酒場など幅広くカバーし、映画の劇場パンフレットに多数寄稿のほか、映画トーク番組「活弁シネマ倶楽部」ではMCを務めている。
2021.07.09 16:00
NEWSポストセブン
どんな役柄でも見事に演じきる(2020年、映画『記憶屋』のイベントに登壇した芳根京子)
「彼女の威力、とんでもない」ドラマ2本同時出演・芳根京子に絶賛の声
 ひとつのドラマに主要な役どころで出演するとなれば当然、俳優はその作品の撮影を中心としたスケジュールを組まなくてはならない。同じクールで複数の作品に出演する場合は、日程が多忙を極めることになるわけだが、それだけオファーが多いという「高評価の証」でもある。今クールでいえば、『コントが始まる』(日本テレビ系)、『半径5メートル』(NHK)の2作品に出演する芳根京子(24)がいる。『コントが始まる』は、売れないお笑いトリオ「マクベス」とその周囲の人たちが織りなす物語で、芳根はトリオの一員である仲野大賀演じる潤平の彼女・奈津美役で出演。芸人を辞めて実家の酒屋を継ごうとするなかで様々な葛藤を抱える潤平に対し、大手製薬会社で働く多忙な身でありながら献身的な気遣いを見せる役柄を好演している。誕生日にサプライズでプレゼントを渡そうとしたものの失敗に終わって落ち込む潤平を“逆サプライズ”で驚かせ、元気づけようとしたシーン(5月22日放送の第6話)には、ネット上で「理想の彼女すぎる!」「ひたすらに尊かった……」といった称賛の声があがった。 2016年放送開始の朝ドラ『べっぴんさん』でヒロインに抜擢され、完全に全国区の知名度になった芳根の魅力について、アイドル研究家の北川昌弘氏はこう語る。「朝ドラの主演が決まる前から、オーディションに芳根京子が現われたら最後、誰も勝ち目がないということで“オーディション荒らし”と呼ばれたこともあるほどの実力派です。テレビに出始めた頃から、かなり注目を集めていた印象があります。やはりなんといっても、前向きでハツラツとしたキャラクターがピタっとハマるところが彼女の一番の魅力と言えるでしょう。生命力に満ちた明るい役を演じる時の威力はとんでもない」 主演を務める『半径5メートル』では、まさに芳根の魅力が存分に発揮される役柄とも言える「必死に頑張る若手週刊誌編集者」である風未香役を熱演する。ミスを繰り返しながらも一人前の編集者を目指して前向きに奔走する芳根の姿に、視聴者は笑いも誘われつつ、思わず両手を握りしめて「頑張れ」と応援したくなる。「週刊誌の記者や編集者の役は、過去に他の女優さんも演じていますが、今回の作品のように一生懸命だけどドジる時はしっかりドジり、それでも負けずに立ち上がる役はまさに芳根京子にぴったりですね。彼女の良さを制作側がしっかり理解していると感じます」(前出・北川氏) 今後、芳根はどんな女優に進化していくのか。期待を込めて、前出・北川氏は話す。「実力があり、重要な役を任されてもしっかり演じきる能力の高さは抜群です。新型コロナの流行で世の中の雰囲気が暗くなっているからこそ、いち視聴者としては、芳根京子にしか出せない明るいパワーをこれからも発揮し続けてほしいと願っています。ただ、彼女の魅力はきっとそれだけではないはず。高いポテンシャルを活かしていろんな役に挑戦し、自分のやりたい演技を思う存分やりきってほしいです」 過去に同クールで様々な役柄に挑戦した俳優は複数いるが、たとえば『最高の離婚』(2013年1~3月、フジテレビ系)、『まほろ駅前番外地』(同、テレビ東京系)、『極北ラプソディ』(同年3月19、20日放送、NHK)という同時期の3作品に主演した瑛太(現・永山瑛太)は、『最高の離婚』の濱崎光生役で複数の賞を獲得するなど、さらなる飛躍を遂げるきっかけとなった。ドラマ出演のオファーが次々と舞い込む芳根も、多くの作品でその魅力を発揮し、輝きを増すことができるか。 
2021.06.12 19:00
NEWSポストセブン
『半径5メートル』芳根京子の配役が絶妙 体当たり役がハマる
『半径5メートル』芳根京子の配役が絶妙 体当たり役がハマる
 女優・芳根京子(24才)が主演する連続ドラマ『半径5メートル』(NHK総合、毎週金曜午後10時~)。女性週刊誌の編集部を描く同ドラマの見どころについて、コラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * NHKドラマ10『半径5メートル』が面白い。その理由は、絶妙な配役と絶妙なテーマの選び方。ふたつの「絶妙」があるからだ。 物語の主人公は、女性週刊誌の若手編集者・風未香(ふみか・芳根京子)。誌面トップを飾る編集部の花形部署である通称「一折」班にいた彼女は、大スクープを逃がす大ポカをして、「自分の足元半径5メートル」の生活情報を扱う「二折」班に異動する。 絶妙な配役は、なんといっても芳根京子。芳根といえば、朝ドラ『ぺっぴんさん』では、憂いを秘めたおとなしげなお嬢様ヒロインだったが、2019年、北海道テレビのドラマ『チャンネルはそのまま!』の新人記者役で、生放送中の天気予報士の後ろで虫取り網を振り回したり、ワニ(?)に抱き着いて捕まえたりと、突如、大暴れキャラに。 さらに時代劇『大江戸グレートジャーニー』(WOWOW)でも暴れまくり、番組のインタビューで共演の山本耕史に「(芳根さんには)不思議な魅力が…」解説されることになった。「体当たりしなさそうで実は一番体当たりしている若手女優」である。『半径』でも、ベテランライターの宝子(永作博美)と組んで、こんにゃくを手作りしてみたり、女子高生になりすましたりと体当たりを続けている。編集部の面々も絶品コーヒーを淹れることに凝りまくるキャップ(尾美としのり)はじめ、トランスジェンダーで女性として暮らす香織(北村有起哉)、川柳と和物が好きな藤川(山田真歩)と個性派が揃う。 テーマとしては、先日の第四回「なりすましにご用心」も絶妙だった。 香織は女性として生きることを妻に受け入れられず、離婚。20代の女性「マツボックリ」になりすまし、SNS上で高校生の娘を見守っていた。二折班が「こどもたちのSNS事情」特集で動く最中、無理して仲間に合わせる苦しさを訴える娘を心配した香織は、風未香に「マツボックリ」になりすまして、娘に会ってほしいと頼む。 「自分が自分でいることが大事」とアドバイスしながら、自身は娘に会う勇気が出ない香織。そこでいい味を出すのが、宝子だ。宝子は、香織が初めて女子トイレに入った日などの体験を「トランスジェンダー初めてシリーズ」という記事にしようとにこにこと言い出すのだ。こういう記事を「待ってる人はいる」。宝子の言葉は短いが、優しい。 こうした人間模様とSNS上でのなりすましの危うさやトランスジェンダーとして生きることなど、社会の中のテーマを重ねながら、「自分が自分でいることとは」と問いかける。他にも出張ホストの実態を探ったり、物を捨てると幸せになれるのか考えたりしてきたが、どんなテーマでも、ズバッと答を求めたり、考え方が異なる相手を否定したりしない。そこがうまい。 これまでにもスクープを追う雑誌記者やファッション誌編集者のドラマはあったが、身近な生活情報ページの編集班の仕事から見えてくる世界は新鮮だ。身近なんだから知ってるよと思ったら、なんにも知らなかったーと思うこともしばしば。このコラムの担当編集者Oさんも「二折に目をつけたところは鋭い」と語っていた。二折班に取り上げてほしいテーマは、まだまだたくさんある。
2021.05.28 16:00
NEWSポストセブン
永作博美&芳根京子 週刊誌編集者を演じ、ニュースの見方に変化
永作博美&芳根京子 週刊誌編集者を演じ、ニュースの見方に変化
 芸能スキャンダルから、熱愛、事件、エンタメ、時事ニュース、料理、ダイエット、漫画とあらゆるジャンルを網羅する女性週刊誌。芸能人にとっては時に“水と油の関係”にもなりうる媒体を舞台としたドラマ『半径5メートル』(NHK、毎週金曜22時)で編集者を演じる永作博美と芳根京子に、週刊誌へのイメージやドラマの裏側を直撃した。永作:女性週刊誌は生活に密着した役立つ情報がたくさん載っているけれど、イメージとしてはやっぱり芸能スクープですね。芳根:スクープを扱うページは一折と呼ばれるんですよね。ドラマの中で、編集者の前田風未香(芳根)は生活情報を扱う二折の担当ですが、1話では一折の担当で熱愛スクープのハリコミも体験しました。永作:その様子を見て、一折のお仕事は刑事さんみたいだなって。もしも自分が一折の担当でハリコミをしたら“いま(追っかけている芸能人が)出て来たらどうしよう”“怖いんだろうなぁ”とドキドキしながら見てました。芳根:私もドッキリ企画で仕掛け人として待機するだけでドキドキするので、できる自信がないです。1話の放送後にはSNSのコメントにも“芳根ちゃんは一折より二折の方が向いていると思います”って(笑い)。永作:あはは。私もフリーの記者の亀山宝子として二折のお仕事を体験してみて、お互いの意見を尊重し合いながらも半径5メートルの身近な世界で気になることを“ああでもない、こうでもない”と意見交換して記事を作っていく二折はすごく魅力的だと感じてます。芳根:この役をやるにあたって、週刊誌を読む機会が多くなったんですけど、二折という存在を知ってものすごく興味津々に、隅々まで読むようになりました。永作:実際に二折メンバーを演じるチームも経験豊かなかたが揃っているので、わいわいした雑談が放送に使われたりもしてるんです(笑い)。宝子は軸として自分の基準を持っている人。うわべではなく物事の本質を見極めようとする人なので、私自身もニュースをいろんな角度から見るようになりました。物事の本質を多角的に見ると視野が広がり人生が変わる芳根:宝子さんは風未香に、「あなたは何をどう見るの?」と問いかけ、風未香はひとつの事象を掘り下げて考えるようになるんですが、私もひとつの情報で判断せずに複数を見比べて考えることが大事だとより意識しています。宝子と出会って風未香の視野がグンと広がり人生が大きく変わりますが、私自身15才の夏にスカウトしてもらったことで人生が変わりました。永作さんが感化されたのはどんな人ですか?永作:たくさんいるけど……例えば、30才の頃に出会った合気道の先生。先生の「人間、勇気だ」という言葉が深く心に刻まれている。私たちは生きていく中で、いつどこでどんな勇気を振り絞るのか。たいていは怖いけれど、とても大事な経験だと思う。 4話(5月21日放送)はそんな“勇気”を振り絞る瞬間もやさしく切り取った心温まるお話で、先生を思い出しました。殺伐とした世の中でも、見方を変えればいろんな人生や気づきが浮かぶ、そのことに気づかされる作品です。撮影/中村功 取材・文/渡部美也※女性セブン2021年6月3日号
2021.05.21 19:00
女性セブン
優等生の殻を破った芳根京子 『半径5メートル』や『コントが始まる』でも証明
優等生の殻を破った芳根京子 『半径5メートル』や『コントが始まる』でも証明
 役を演じる仕事の難しさは本人しかわからない部分もあるだろうが、役者のキャリアにおいて明らかなターニングポイントとなる作品があるのも事実。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘した。 * * * 幕を閉じたNHK朝ドラ『おちょやん』。といえば即「杉咲花」という名が浮かぶくらい、主役の演技は凄い存在感を放っていました。朝ドラは「国民的」と言われるだけあって、主人公を演じるとなれば名前も広く認知されるし演技も記憶に刻まれる。……はずですが、朝ドラの過去作を振り返るとなんとも押しが弱い、影の薄いヒロインも。 いわば杉咲花さんのインパクトとは正反対の、ちょっとはかないイメージ。5年前の朝ドラ『べっぴんさん』の主人公・坂東すみれの口グセは「なんか……なんかなー」。まさにその口グセが象徴するようなキャラクターで自分の考えや思いを言葉にすることが苦手。物語のモデルは子ども服メーカー・ファミリア創業者の坂野惇子、女性経営者のパイオニアとも言える偉業を成し遂げたリーダーだというのに。ドラマの中の主人公すみれは頼りなさげでセリフも多くはなく、道を踏みはずさず常にみんなの意見を聞く。「決して先頭に立ってリードするような女性ではない」(NHK制作統括)と制作側が語るような人物でした。 その「すみれ」を演じたのが19歳の芳根京子さん。 ところがどうでしょう? 当初背が小さく色白でおとなしそうで、子ウサギかバンビのような印象でしたが、朝ドラ主演後、数々のドラマに登場し演じるたび、見るたびに、グングンと存在感が増していく。かつての芳根さんとはまた別の、新しい芳根さんを発見するような喜びを感じるのです。 例えば放送中のドラマ『半径5メートル』(NHK総合金曜午後10時)で、女性週刊誌の編集者・前田風未香を演じている芳根さん。風未香は芸能ゴシップ班で失態を演じ生活情報班に異動した。取材仕事に熱中する分、女子的要素は少なくて、テンパった時は口が悪くなりバサっと相手を斬る痛快さもある。活き活きと輝いていて芯の強さも伝わってくる。 同じ編集部で働くフリー記者・山辺(毎熊克哉)との微妙な距離感も上手く演じています。山辺の気持ちを量りかねて迷う風未香。いよいよ距離が縮まり、ベッドを共にした夜から朝にかけての描写も、妙な嫌らしさはなく、心がほっこりしつつ軽やかでリアル。飾らないすがすがしさも伝わってきて、つい芳根さんの自然体の演技に目が惹き付けられてしまいます。 物語の舞台が週刊誌編集部ゆえ「出張ホスト百人斬り」「セックスレス」などの刺激的なワードが飛び交いますが、根底に人間のドラマが横たわっていてきっちりと掘り下げていくドラマは見応えあり。 またここで新しい芳根さんに出会えた、と思いきや、今日本テレビ系で放送中の『コントが始まる』(土曜 午後10時)では主人公3人組の一人、潤平(仲野太賀)の彼女・奈津美役で登場。こちらの役・奈津美は大手企業のキャリアウーマンで、潤平がお笑いを続けていくかどうか迷わせる存在であり、今後の展開を占う大事な役どころ。いったいどんな人物像を浮かび上がらせてくれるのか、芳根さんから目が離せません。 思えばすでに昨年の『コタキ兄弟と四苦八苦』(テレビ東京系)に、兆しは現れていました。芳根さんが演じた喫茶店の看板娘・五月は、同棲していた彼女と別れたばかり。心に傷を持つレズビアンで、モトカノを想い呻吟する姿も切なくて印象的でした。両脇に滝藤賢一と古舘寛治というクセのあるオヤジ役者2人を置いて、存分に自分の個性を発揮していたのも凄い。「優等生」の殻なんてとっくに破って走り出していた。 十代にデビューし生真面目・清純イメージから出発した芳根さんですが、内に秘めているのは瑞々しい芝居勘にブレない芯。静かなたたずまいの中に、たしかに感じる主張。些細で微弱であるがゆえのしなやかな強さ。芳根さんのフラジャイルな魅力と今後の演技に注目です。
2021.05.15 16:00
NEWSポストセブン
芳根京子“泣き”の演技の凄まじさ 共演者らも「涙の魔術師」と絶賛
芳根京子“泣き”の演技の凄まじさ 共演者らも「涙の魔術師」と絶賛
 北川景子(34才)が主演を務め、中村倫也(34才)を共演に迎えたサスペンス映画『ファーストラヴ』が2月11日より公開中だ。興行収入ランキングでは初登場4位につけ、公開から約1か月経った今も、週間ランキングでは5位と上位をキープしている。SNSなどでは、本作を観た視聴者の感動の声が多く見られるが、キーパーソンを演じた芳根京子(24才)の演技に特に注目が集まっている。映画や演劇に詳しいライターの折田侑駿さんも「彼女の芝居には凄まじいものを感じた」と話す。 * * * 第159回直木賞を受賞した島本理生(37才)による同名ベストセラー小説を原作に、極上のサスペンスが展開する映画『ファーストラヴ』。重厚なラブストーリー『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年)から少女コミックを原作とした『あのコの、トリコ。』(2018年)まで、幅広く映画作品のシナリオを手がけてきた浅野妙子(59才)が脚本を担当し、『十二人の死にたい子どもたち』(2019年)や『望み』(2020年)など、数々のサスペンス作品を世に送り出してきた堤幸彦監督(65才)がメガホンを取った。主演の北川や、中村、芳根のほか、窪塚洋介(41才)、板尾創路(57才)、木村佳乃(44才)らが適所に配され、魅惑の布陣となっている。 物語は、女子大生・聖山環菜(芳根)が父親を殺害した容疑で逮捕されるところから始まる。取り調べに対する彼女の「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉が世間を騒がせる中、公認心理師の真壁由紀(北川)がこの事件を取材することに。由紀は、夫である我聞(窪塚)の弟で弁護士の庵野迦葉(中村)とともに環菜の本当の動機を探るため奔走するが、環菜の供述は二転三転していく。そんな彼女に対して由紀は、過去の自分と似た“何か”があると感じ始める。由紀の過去を知る迦葉の存在、そして環菜の過去の真実に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの“ある記憶”と向き合うことになる。 こう記してみると、本作における芳根の役がいかに重責を負っているのか一目瞭然なのではないだろうか。主演は北川ではあるものの、彼女演じる由紀が仕舞い込んでいた“過去”や、“本当の自分”に向き合うきっけかけを作るのが芳根演じる環菜なのだ。殺人事件をきっかけに呼び覚まされる記憶とあって、由紀の過去がいかに深刻なものか想像できるだろう。そこへ環菜だけでなく、由紀の過去を知る迦葉、穏やかで懐の大きな夫の我聞らが絡み合ってくるのだ。 原作を手がけている作家・島本理生の作品といえば、『ナラタージュ』(角川書店)や『Red』(中央公論新社)がこれまでに映画化され好評を博してきた。いずれも重厚な恋愛劇だ。本作も、タイトルから予想できるように恋愛劇の側面を持つが、最も強く強調されているのは、登場人物たちのぶつかり合いや、それぞれが抱えるトラウマに対峙するさま。そのキーパーソンを芳根が演じており、彼女が全身全霊で表現する環菜という人物こそが、本作に凄みを与えている。 芳根といえば、現在放送中のドラマ『君と世界が終わる日に』(日本テレビ系)にも登場して注目を集めている。彼女が演じた人物は、ゾンビが溢れ返る世界で主人公たちに取り入り、裏切り、最終的にはこれらの真意を明かし、物語の世界から姿を消した。芳根の出番はたった数話だけだったものの、一人の女性の心の機微を大胆かつ繊細に演じ、完全に場をさらっていたように思う。 そもそも芳根は、この手のキャラクターを演じるのが抜群に上手い。何らかの理由でドン底にある人物や、感情のスイッチの切り替えを必要とする役どころだ。特に印象に残っているのが、土屋太鳳(26才)とダブル主演を務めた映画『累-かさね-』(2018年)。同作では、容姿端麗で自信に満ち溢れた若手女優役を土屋が演じ、自身の容姿にコンプレックスを抱えた女性を芳根が演じた。劇中ではこの2人の女性が“入れ替わる”ことになる。世の中の全てに悲観的な言動から、高飛車な態度までをも芳根は演じ分け、大きなインパクトを残した。『ファーストラヴ』での環菜も、芳根が得意とする役どころだ。だが、今作での芳根の演技はこれまでよりさらにパワーアップしており、“好演”などという言葉には収まらないほど強烈な衝撃を与えている。殺人犯として収監された環菜は、サイコパスのように扱われ、常軌を逸した振る舞いを繰り返す。表情と言動の不一致、完全に光を失った目、環菜というキャラクターの感情の起伏を自在に操り“激情”を表現するさまは、鑑賞後「芳根自身の実生活にも支障を来すのでは?」と思わず考え込んでしまったほど。とにかく彼女の一挙一動に圧倒されっぱなしの2時間だった。 特に芳根は、泣きの演技に定評がある。共演者や監督も、芳根の泣きの演技について「涙の魔術師」と語っているほどだ。口コミにも、「泣きの芝居にさらに磨きがかかっている」「涙腺崩壊とはまさにこのこと」など、芳根の涙に言及する声が多く見られた。涙は流そうと思って簡単に流せるものではない。涙が流れるに至るまでの心的な理由を内面で作らなければならない。その精神状態を想像するだけで心配になるが、芳根の凄まじさは、まさにここにあるのではないだろうか。【折田侑駿】文筆家。1990年生まれ。映画や演劇、俳優、文学、服飾、酒場など幅広くカバーし、映画の劇場パンフレットに多数寄稿のほか、映画トーク番組「活弁シネマ倶楽部」ではMCを務めている。
2021.03.09 07:00
NEWSポストセブン
芳根京子の進化が止まらない 新ドラマでの「暴れっぷり」
芳根京子の進化が止まらない 新ドラマでの「暴れっぷり」
 NHK朝ドラ『べっぴんさん』などに主演し、どちらかというと、控えめでおとなしい女性を演じることの多かった芳根京子(23歳)。ここ最近、女優として今までのイメージとは違う新境地を開拓している。コラムニストのペリー荻野さんが“進化した芳根京子“について解説する。 * * * 6日にスタートしたWOWOWの連続ドラマW『大江戸グレートジャーニー~ザ・お伊勢参り~』。映画『超高!!参勤交代』の土橋章宏脚本、本木克英監督の作品と聞けば、大いに笑える時代劇というのは予想した通りだが、ここで注目したいのは、「さらに進化した芳根京子」である。 物語は、金なし運なし人徳なしのダメ男、土壇場の辰五郎(丸山隆平)が、ぼんくらな借金取り(加藤諒)と「相手の生皮をはぐ」という恐ろしい殺し屋(山本耕史)に追われながら、家出小僧と白犬と道連れになってお伊勢参りを目指すというもの。 ここで芳根京子は、川に身投げしようとしたところを辰五郎に助けられたワケアリ美女・沙夜役だ。家族連れに見せかけた方が怪しまれないと、辰五郎は沙夜を嫁役にスカウトする。一話はここまでだったが、予告を見る限り、この沙夜はたいへんな女らしい。いつもオドオドと、何かというと「死んでおわびします…」と言い出すが、いったん酒が入ると豹変。「さわんじゃねーよ!!」と暴れだす。殺し屋相手にも「さあ、どうなんだい!?」と啖呵を切る威勢のよさ。こんな芳根京子に誰がした? 芳根京子といえば、朝ドラ『花子とアン』で強き母蓮子(仲間由紀恵)の娘富士子、廃部寸前の合唱部を舞台にしたドラマ『表参道高校合唱部!』の女子高校生、主演した朝ドラ『べっぴんさん』でも、子供服ビジネスできまじめに奮闘するヒロイン、そして月9の『海月姫』では、おさげに眼鏡、化粧っ気ゼロでクラゲの絵ばかり描いているクラゲオタクと、いつもまつ毛に憂いをたたえ、半歩引っ込んでるような役が多かった。 とりあえず、おとなしい人なんですなあという印象だったが、それが突如、北海道テレビのドラマ『チャンネルはそのまま!』で、「バカ枠」で採用された新人記者役で見事な暴走っぷりを披露。生放送中の天気予報士の後ろで虫取り網を振り回しながら映り込んだり、デパ地下の中継現場で勝手に試食したり、ワニに抱き着いて捕まえたり、驚くべき姿を見せつけた。これは進化なのか、脱皮なのか? それはともかく、多くの視聴者が、「芳根京子の進化系」に納得し、拍手したと思う。 ところが、『大江戸グレートジャーニー』にさらに進化した暴れキャラになって現れた京子。番組のインタビューで、山本耕史は「(芳根さんには)不思議な魅力が…」と語っていたが、言い得て妙とはこのことだ。というか、他に表現のしようがなかったのかもしれない。 今後、このドラマには、キテレツな姿で「地獄に落ちる」と言い出す占い師で室井滋、微笑んでいるだけなのに貫禄たっぷりの大奥を支配する尼僧姿の大地真央など、強烈な女優も出演する。大先輩を前に芳根京子がどう暴れるのか。私が観察した限りでは「誰とも目を合わさず、遠くを見ているような表情になった瞬間」が、彼女の“暴れスイッチ”が入った時である。特技はピアノとフルートと持久走だという。持久走…まだ、何かやってくれそうな予感がする。こうなったら、とことん見守らねば。 
2020.06.09 16:00
NEWSポストセブン
丸山隆平主演の大江戸グレートジャーニー(WOWOWのHPより)
関ジャニ∞・丸山隆平、迷った時に指針となった「言葉」とは
 関ジャニ∞の活動のほか、ドラマに情報番組の司会にと活躍の場を広げる「話題の人」丸山隆平(36才)が、今度は実に13年ぶりとなる時代劇の主役を務める。WOWOW『連続ドラマW 大江戸グレートジャーニー~ザ・お伊勢参り~』で演じる「ダメ男」辰五郎役を「役に選ばれた」と感じたその理由とは――。意外な素顔が浮き彫りになったインタビューの、はじまり、はじまり~♪◆結婚も自分の人生の中にいつかはあるのかな 人懐っこい笑顔を浮かべて取材に現れた丸山。インタビューのために席へ着くと記者との距離がやや遠いと感じたようで、こちらへにっこり笑いかけると時代劇口調で「ちこう寄れ」と手招きする心配りをみせた。その一言で途端に現場は和んだが、コロナ禍では普段のような間隔も叶わない…丸山自身もすぐに椅子が離れている理由を察知して、「あっ、そうかそうか、(ソーシャルディスタンスの)2mね」と頷いた。対面からわずか数秒で、彼のおおらかでフレンドリーな人柄が伝わってきた。 丸山扮する主人公は最強の賭博師として江戸で名を馳せるもすっかりツキに見放され、ただのダメ男として落ちぶれた辰五郎。借金まみれのうだつが上がらない日々を送っていたがひょんなことから江戸を飛び出し、お伊勢参りをすることに。道中これまたひょんなことから、すぐ死にたがるワケあり美女の沙夜(芳根京子)、奉公先を抜け出してきた幼い三吉(斎藤汰鷹)、代参犬の翁丸と次々にお供が増えて、3人と1匹の疑似家族として賑やかに波乱万丈の珍道中を繰り広げる。「撮影現場はスタッフさんも含めて、ホンマの家族みたいなあったかい雰囲気でした。(楽しそうに目を細めて)三吉役の汰鷹がすごく人懐っこくて、ぼくのことも『辰さん(そのもの)だね!』とずっと言ってくれていて。親子のような感覚が自然と生まれて、1話ごとに3人と1匹で家族としてひとつになっていく気がしました」 辰五郎は三吉に、「もし息子がいたら、こんな感じなのかなぁ」と想いをめぐらす場面があるが――。「物語での家族関係に『こういうのはいいもんだなぁ』というのは素直に思いました。結婚も自分の人生の中にいつかはあるのかなと、想像はしましたね。そこはいままで以上になかなか考えさせられた。 でもあくまでも疑似家族なので、親子像はあまりリアルには受け取れなかったかな。『こういうのもいいな』とは感じたけれど、『こういう感じかな』とまでは明確には…(いたずらっぽくにやりとして)なんせアイドルなもので」◆いままであまり自分で自分をほめてあげていなかった 三吉役の斎藤と同様、自身も辰五郎には親近感があったという。「原作(『駄犬道中おかげ参り』)と台本を読み比べて、ドラマはわりとぼくに寄せていただいている気もしましたし、撮影は36才になってすぐだったので35才の辰五郎とはほぼ同じ年。タイムリーな役回りで、『俳優は役に選ばれる』と聞いたことがあるんですが、そう感じるセリフが台本にもいくつかあったんです。ぼくが人生の中で大事にしているワードが出てきて、年齢によって役が変わるという現象が自分の身にも少しずつ起こりだしていることを感じ始めた作品でもありました」 例えば、ワケありな沙夜の身の上が明かされる第3話。自暴自棄になる沙夜に向かって、辰五郎は自分を粗末にするなと言い放つ。「『てめぇが見放したら自分の立つ瀬がねぇじゃねぇか!』ってね。すごく大事な、大切なセリフだと思うし、自分にもそういう時期がありましたからね。これまでの人生で自分が誇れるものはあるのかと考えると何か賞をとったわけでもない中で、等身大の自分を認めるのは簡単なことじゃない。ぼくらの仕事に限らず、どんな社会でもきっとそういうものなんだろうと思います。 だからこそ、『どんなときでもてめぇがいちばんの味方さ』と諭す辰五郎には教えてもらうこともあったし、好きなセリフです」 迷った時期、丸山にも指針となる誰かの言葉があったのだろうか。「ぼくが思うに“この人のこの一言”が自分の人生や運命、考え方を変えるって一生で一度あるかないか、じゃないのかと。たくさんの人との出会いや言葉、出来事が集まってある程度“ポイント”が貯まったときに『気づき』となる気がするんです。 自信を失った時期にメンバーの言葉が支えになったこともあったけれど、その先にいろんな出会いや別れがあってぼくの中で気づきとなった。きちんと実感を伴って腑に落ちないと、気づきまではいかない。辰五郎の言葉に共感できたのは昨年だったかな、整体のおばちゃんとおしゃべりしていて、いままであまり自分で自分をほめてあげていなかったと気づいたのがきっかけなんです」 自分のありのままを知るのは自分だけだと悟ったという丸山。「どんなに醜い自分も輝かしい自分もぼくだけは全部わかっているし、どんな状態であろうと切り離せない。そう考えれば自分を認めてちょっとご褒美をあげないといけない、そうしないと自分が腐っていっちゃうぞって。だからこそ、あのセリフはすごく実感をもって発することができましたね」『連続ドラマW 大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~』金なし、運なし、人徳なしの“ダメ男“辰五郎(丸山隆平)のお伊勢参りを描くロードムービー。大ヒット映画『超高速!参勤交代』原作・脚本の土橋章宏と監督の本木克英が再びタッグを組んだ、超エンターテインメント時代劇。(6月6日夜10時から、WOWOWで放送スタート。全6回。第1話無料放送)※女性セブン2020年6月18日号
2020.06.06 07:00
女性セブン
新ドラマは好調な発進
木村拓哉 従来の鉄則を封印、”キムタク作品”の新ジャンル
 令和2年も年始から多くのドラマが放送されたが、コラムニストのペリー荻野さんが注目したのはこの2作品。木村拓哉主演の特別ドラマ『教場』(フジテレビ系)と、芳根京子主演の連続ドラマ『チャンネルはそのまま!』(テレビ朝日系)だ。この2作はこれまでの2人の主演作と決定的に異なる点があるという。ペリーさんが詳しく解説する。 * * * ふたつの「封印」が年始ドラマを盛り上げた 年末年始、テレビばっかり見ていたみなさま、お疲れ様でした! 多くの特番が放送された中で、私が注目したのは、ふたつの「封印」がドラマを盛り上げていたことだ。 一つ目は木村拓哉主演の『教場』。フジテレビ開局60周年特別企画で、放送前から白髪の木村の姿が話題になり、オンエア直後から、笑顔ゼロの演技も話題になった。しかし、ここで本当に封印されていたのは、木村拓哉の「アップ」だった。 警察学校の教官である風間(木村)は、ある事件により右目を失明しており、常に色付きの眼鏡をかけている。その指導は冷徹で厳しく、観察力、推理力は恐ろしいほど。教え子に警察官として不適切な要素を見つけると即座に「退校届」を提出するように命じるのである。 靴音を響かせながら教室に向かう後ろ姿、薄暗い道場でひとり瞑目する剣道着姿、花壇に水をやるうつむいた背中…カメラは遠方から木村を狙う。ほとんど彼の表情を映さない。 笑顔はもちろん、怒りも焦りも、その表情をアップですべて拾うのが、木村拓哉ドラマの鉄則だった。だが、このドラマではそれを封印。生徒が隠し持っていた拳銃を突きつける場面では、いつものカッコよさが強調されるのか?と思ったが、アップになったのは、木村の顔ではなく、発射された弾が打ちぬいた白黒の的中心の穴だった。このドラマは、木村拓哉新ジャンルの幕開けだ。 もうひとつ注目の「封印」は、テレビ朝日で放送中の『チャンネルはそのまま!』の芳根京子である。 このドラマは、昨年、北海道テレビ開局50周年記念作として各地の系列局や独立局で放送されて以来、SNSや配信でも話題を集め、日本民間放送連盟賞グランプリを獲得。ついに地上波で全国放送となった。 物語の舞台は北海道のローカルテレビ局。ここに謎の「バカ枠」として採用された新人の報道局員・雪丸華子(芳根)がズッコケつつ奮闘する姿を描くコメディである。  雪丸のやることはすさまじい。撮ってきたニュース映像にレッサーパンダが二匹映って区別がつかないなんてことは序の口。芝生広場で生放送中のお天気キャスターの後ろで虫取り網を振り回す姿が映り込んだり、放火事件取材ではカメラのバッテリーが終了。デパ地下グルメ紹介番組では勝手に会場に来て試食をしまくる。だが、雪丸の驚くべきドジが、なぜか周囲を巻き込んで、番組や局全体を盛り上げてしまうのだ。彼女を見つめる情報部部長の小倉(『水曜どうでしょう』のチーフディレクターとして知られる藤村忠寿)が、「バカはきっかけをくれる…」などとバカ枠の意義を解説するのも面白い。 芳根京子といえば、朝ドラ『ぺっぴんさん』でいろいろ苦労しつつもこども服メーカーを創立する女性を演じていた。以後、映画『散り椿』などにも出演していたが、印象としてはまじめでおとなしく、まつ毛に憂いを醸し出していたように思う。それがこの『チャンネルはそのまま!』ではどうだ。常にやる気満々で気持ちだけが先走り、思いに体が追い付かないので、なぜか鼻だけが前へ前へと進んでいるような妙な動きを見せて笑わせるのである。憂いまつ毛封印!これがよかった。 主演俳優の従来のイメージ、得意技を封印するのは勇気がいる。しかし、それが観る人を引っ張る。ふたつのドラマは、それを教えてくれた。
2020.01.09 16:00
NEWSポストセブン
30年を経てアニメ映画になった
宮沢りえ、『ぼくらの7日間戦争』に出演し「まさか…」
 アニメ映画『ぼくらの7日間戦争』の初日舞台挨拶に、声優を担当した北村匠海、芳根京子、そして実写映画版と同じ「中山ひとみ」を30年ぶりに演じた宮沢りえと村野佑太監督が登場した。 実写版映画は宮沢にとって女優デビュー作だが、「30年が経ち、まさかひとみを演じるとは夢にも思いませんでした」と感慨深げ話す一幕もあった。撮影/平野哲郎
2019.12.20 16:00
NEWSポストセブン
松井玲奈の弁当の思い出、「ないんです」の理由
松井玲奈の弁当の思い出、「ないんです」の理由
 映画『今日も嫌がらせ弁当』のトークショーイベントが行われ、出演者の松井玲奈、主題歌を担当したフレンズのおかもとえみ(えみそん)と、ひろせひろせが登場した。 同作はブログ発の書籍『今日も嫌がらせ弁当』が原作で、篠原涼子演じる母親が反抗期の女子高生の娘(芳根京子)への逆襲のために、娘の嫌がるキャラ弁を作り続けていくという物語。松井は、嫌がらせ弁当を持たされる娘の逃げ場となる一人暮らしの姉を演じている。 イベントでは、松井の思い出の弁当を聞かれ、「ないんです」と回答。理由は、プチトマトの位置をいつも確認していたため、弁当自体を覚えておらず、プチトマトの思い出があるのだとか。■撮影:小彼英一
2019.07.20 16:00
NEWSポストセブン
映画『今日も嫌がらせ弁当』の大ヒット御礼舞台挨拶の様子
篠原涼子と佐藤隆太、お弁当の思い出を語る
 映画『今日も嫌がらせ弁当』の大ヒット御礼舞台挨拶に、主演の篠原涼子が登場。この日は共演の佐藤隆太と、塚本連平監督も出席した。 同作は、反抗期の娘(芳根京子)を持つ母親(篠原)が、娘の高校時代の3年間、毎日メッセージのついたキャラ弁を作り続けたブログとそれを基にした書籍がベースとなっている。 篠原は、好きな弁当のおかずは玉子焼きだと告白。玉子焼きが入った弁当にテンションが上がっていた、と話していた。一方で、弁当全体が納豆だった時は残念だったと語った。 佐藤は運動会に出場する娘のためにキャラ弁を作ったことを報告。ママ友から「何、それ!?」という反応を得られ、嬉しかったそうだ。■撮影/平野哲郎
2019.07.14 16:00
NEWSポストセブン
映画『居眠り磐音』の完成披露試写会に登場したキャストら
松坂桃李、“令和初の時代劇”主演で語った抱負
 5月17日公開の映画『居眠り磐音』の完成披露試写会が行われ、主演を務める松坂桃李らキャストが登壇した。 本作は“平成で最も売れている時代小説”シリーズを原作とする、“令和初の時代劇”であり、松坂にとっては初めて時代劇で主演を務める記念すべき作品。令和の抱負を問われた松坂は「自分自身も周りも含めて豊かにやっていきたい」と語っていた。 この日は他にも出演者の木村文乃、芳根京子、杉野遥亮、南沙良、石丸謙二郎、西村まさ彦、中村梅雀、柄本明、本木克英監督が登場した。■撮影/浅野剛
2019.05.14 16:00
NEWSポストセブン
松坂桃李の進化 恋愛ドラマ&時代劇で「腹をくくった」演技
松坂桃李の進化 恋愛ドラマ&時代劇で「腹をくくった」演技
 役者・松坂桃李の進化が止まらない。主演する話題のドラマ、映画で今までにない魅力を開花させている。松坂の光る演技について、コラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 今期の松坂桃李を見て思うのは、「平成おとな二枚目の代表となるべく、腹をくくった」ということである。 放送中の『パーフェクトワールド』は、事故により車椅子生活になった青年・樹(松坂)と高校の同級生・つぐみ(山本美月)との恋物語。相手を幸せにできないから恋愛はしないという樹と、下半身の感覚が失われているために排泄で下着を汚したり、傷の痛みに気づかず感染症になりかかったりする樹の現実に戸惑いながらも一途に彼を思うつぐみ。いじらしいったらありゃしない。少し前なら月9枠のドラマだよなと思わせる。堂々の美男美女ラブストーリーである。 一方、5月17日公開の映画『居眠り磐音(いわね)』の松坂もまた熱烈に恋する男だ。松坂が演じるのは、若き浪人・坂崎磐音。いかにものほほんとした穏やかな男だが、実はすごい剣の遣い手。剣の師匠(佐々木蔵之介)が「眠っているのか、起きているのか…居眠り剣法」と呼ぶ、不思議な強さを持っているのである。そんな彼には、わけあって許嫁、奈緒(芳根京子)の兄を斬り、九州豊後関前藩士の身分を捨てて江戸に出てきたという悲痛な過去がある。用心棒として働きながら、眉毛をとがらせた悪徳商人(柄本明)らがからむとんでもない陰謀に立ち向かう磐音だが、心の中にはいつも奈緒の姿が…。またまたいじらしいったらありゃしない。ちなみにこの映画の主題歌はMISIAでタイトルは『LOVED』。愛ですよ、愛! 思えば、2016年、まだ平成が終わるとは思ってもいなかったころ。松坂は宮藤官九郎作のドラマ『ゆとりですがなにか』に童貞の小学校教師・山路として登場。最終回、悩みながらも保健体育の授業で性教育する場面に心打たれると同時に、平成に大人になったゆとり世代も、人生と格闘しているのだと改めて思ったものだ。また、松坂は、舞台と映画になった『娼年』では、さまざまな女性の相手をする若き娼夫に。このままひねりを利かせた個性派俳優になっていくのかと思ったところに、『わろてんか』『この世界の片隅に』の若き旦那さん役時代を経て、今年、王道ラブストーリーに名乗りを上げたという印象だ。 坂崎磐音に関して言えば、実はとても難しい役なのである。ふだんのおっとりした顔と剣豪の顔、ふたつを持ち合わせ、なおかつ、一番強烈な剣の場面でも、鋭くなるどころか、ゆるりと居眠りしたように見せねばならない。映画の中でも、悪侍が人を傷つけるのを見て、「某が相手をいたそう」と剣をとると、町人たちが「えーっ」と磐音を心配するほど。江戸のファッションリーダー、トップ花魁の高尾太夫からは「かわいらしい用心棒」とまで言われるのだ。その甘さと一閃!の剣の強さ。そうです。このギャップこそが、磐音の魅力。松坂はそれを十分、承知の上で磐音として登場したのだ。『パーフェクトワールド』、『居眠り磐音』ともに原作の愛読者が多いだけに、覚悟もいっただろう。腹をくくった平成おとな二枚目として、江戸でも東京でも恋する松坂桃李。なかなかいい図である。
2019.05.08 07:00
NEWSポストセブン

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