スポーツ

秋山、山口、筒香 日本人メジャーリーガーの三者三様な現在

レイズで今年からプレーする筒香は一時帰国した(写真/GettyImages)

 日本のプロ野球はいよいよ6月19日に開幕するが、メジャーリーグは未だ不透明だ。7月初旬の開幕を目指していたが、米国メディア「ジ・アスレチック」は8月以降の開幕で50~60試合の実施になる可能性が高いと報じた。

 今年から夢舞台に挑もうとした日本人メジャーリーガーはどうしているのか。元西武のレッズ・秋山翔吾(32)は米国に残って練習を続けている。

「米アリゾナ州のキャンプ地からカリフォルニア州ロサンゼルスへ拠点を移し、ウェイトトレーニングで筋力強化するとともに、キャッチボールやティー打撃もやっている。真面目な性格で意識も高いので、開幕がいつになるにせよ、きっちりやるでしょう」(スポーツ紙デスク)

 一方、新型コロナの感染拡大を受け、帰国しているのが元巨人のブルージェイズ・山口俊(32)。現在は都内を拠点にトレーニングを続けている。

「当初は米フロリダで自主練習に取り組んでいたが、ブルージェイズの本拠地があるカナダが自国民以外の入国を禁止したことを受け、3月25日に日本へ一時帰国した。キャンプではメジャーの公式球への適応に時間がかかりそうだったので、開幕が延期したことでプラスに働く可能性がある」(スポーツジャーナリスト)

 元DeNAのレイズ・筒香嘉智(28)も日本に一時帰国しているが、すでにチームは本拠地で個人練習を再開している。地元紙タンパベイ・タイムズによれば、筒香は代理人を通じメールで「週6日、打撃練習などのトレーニングを続けている」と球団に報告したようだが、焦りはないのか。

「アマ球界の改革を訴えていた筒香は自分のことよりも、甲子園大会が中止になって落ち込んでいる高校球児たちに心を痛めているといいます。出身地の和歌山県橋本市、横浜高校やDeNAが本拠地を置く横浜市に寄付をするなど可能な限り、試合開催のサポートをするようです」(前出・スポーツ紙デスク)

 三者三様でコンディション調整の日々が続く。メジャーデビューの夢がかなうのは、いつになるだろうか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン