国内

都知事選候補 立花氏は「私の当選ない」、込山氏は元妻に借金

立花氏は昨年の参院選では当選している

 7月5日投開票の東京都知事選は、小池百合子氏の“圧勝再選ムード”でつまらない──そう決めつけていないだろうか。実は、新聞やテレビが「主要5候補」としか報じない裏では、史上最多となる22人が名乗りをあげている。その“あまりに個性的な選挙活動”に、ノンフィクションライターの柳川悠二氏が密着した。(文中敬称略)

◆「私の当選はない」

 ムンムンとする梅雨空の下、スーツにネクタイ姿で、なんとも暑苦しい東京都知事選を展開する候補者がいた。ホリエモン新党公認の立花孝志(52、NHKから国民を守る党党首)だ。池袋駅の東口に巨大選挙カーを横付けし、声を張り上げ続けた。

「(環境大臣時代の2005年に)クールビズを提唱した小池(百合子)さんに対抗するために、私はスーツにネクタイで戦います! 『ウィズコロナ』も私は(小池より早い)4月の段階から提唱していた。小池さんはもう67歳。コロナとウィズしたら重症化してしまいます。引退してもらうしかない」

 令和2年の都知事選には、過去最多となる22人が立候補している。現職の小池に、野党3党の支援を受ける元日弁連会長・宇都宮健児(73)、れいわ新撰組代表の山本太郎(45)、元熊本県副知事の小野泰輔(46)にこの立花を加えた5人が大手メディアが「主要候補」とする候補者だ。

 立花は「(自身の)当選はない」と断言した。

「今回はホリエモン新党の認知度を高めコアな支持者を作るのが目的です」

 国政選挙や大都市の首長選挙の無名候補者は大手メディアから「泡沫候補」と扱われ、活動が紹介されることは限定的だ。立花は「N国」を立ち上げ、昨年の参院選(比例区)で当選した。わずか3か月で辞職したが、扱いは“主要候補”に格上げとなった。

関連記事

トピックス

除名されたガーシー氏(時事通信フォト・旧NHK党)
《77歳オカンへの愛》ガーシー容疑者、実家ガサ入れに号泣配信「お母さんに会いたい……」「産んでくれておおきに」深い親子関係
NEWSポストセブン
角谷アナにA氏との関係を聞くと「ちょっと急いでまして、すみません」と回答
【入手】結婚のテレ東・角谷暁子アナが友人だけに「イケメンマッチョな旦那写真」を公開していた「生きてこられて幸せです」
NEWSポストセブン
腰をくねらせる筧美和子(2023年1月撮影)
筧美和子が腰をくねらせ道路に倒れ込む…映画『静かなるドン』ホテル街での撮影現場で見せた妖艶シーン
NEWSポストセブン
スマホで電話をかける藤木直人
藤木直人、大東駿介、片桐仁が名門私立幼稚園の舞台にサプライズ出演 「100万円稼ぐ」の言葉に保護者感動
NEWSポストセブン
欲望渦巻く街で行なわれていた狡猾な手口(時事通信フォト)
「テキーラで脱衣ゲーム」「登録者400万人超YouTuberをダシに」摘発された歌舞伎町ぼったくりバー元店員が語った手口
NEWSポストセブン
別居していることがわかった篠田麻里子
《離婚発表》元夫はなぜ篠田麻里子の「言葉を信じる」ことになったのか 不倫疑惑に「悪いことはしていない」
NEWSポストセブン
貴重な証言を得た高橋氏(時事通信フォト)
【山口連続殺人放火事件】5人殺害の犯人と別に「つけ火した悪いやつがいた」村人の証言
NEWSポストセブン
貴景勝
ついに「大関ゼロ」に現実味 「公傷制度の復活」ほかガチンコ時代に必要な相撲改革とは
NEWSポストセブン
行方不明になった隼都さん
《壱岐市高校生が遺体で発見》虐待疑惑の里親を「みんなで支える」教育長の聞き取りに複数の実親が出していた答え
NEWSポストセブン
スッキリ休んで躍進に備える?(写真/ロケットパンチ)
日テレ・岩田絵里奈アナ『スッキリ』終了でも「秋の改編」で期待される「岩田無双」
週刊ポスト
14年ぶり世界一に日本中が歓喜した
【侍ジャパン】次期監督、工藤公康が有力候補も「消極的」か 3年後の世界一に相応しいのは?
NEWSポストセブン
ベンチで存在感をはなつ城石(時事通信フォト)
《WBCベンチで存在感》栗山監督の横にいるイケメン参謀コーチは「フリーターからプロ入り」異色経歴と元妻は人気女子アナ
NEWSポストセブン