綾瀬の恋人ノ・ミヌは“2キロ痩せ”を告白(写真/アフロ)
「『うーん、みんな心配してるのかなーと思ってきました』『韓国と日本 日本と韓国。いい関係になってみんなHAPPYになってほしいなっておもってるよ。。韓国人だからって悪い話書く方もよくいるしね』と書いていて、綾瀬さんとのことだとピンときました。その2日後には『2キロやせちゃった。。』とも書いていて、心配になりました」
何がミヌをそこまで悩ませているのだろうか。
◆国と国の問題が怖い
ニュースが海を渡るのは早かった。『ホタルノヒカリ』(日本テレビ系)など、綾瀬の主演ドラマも多く放送されてきた韓国では、人気女優の綾瀬とミヌの交際を祝福する声が多かった。その一方で、綾瀬を個人攻撃する記事も散見されたのだ。
韓国三大テレビ局の1つであるMBCが運営するネットメディア『iMBC』は、本誌記事を引用し、綾瀬の簡単なプロフィールを紹介した上で、《綾瀬はるかは2005年と2010年にTBS系で製作された右翼志向のドキュメンタリーにたびたび出演している。また、綾瀬が出ている作品のうち、映画『戦国自衛隊1549』、ドラマ『南極大陸』など、韓国国内では敏感な事案とされる日本の間違いを美化する内容を盛り込んでいる》としている。
“右翼志向のドキュメンタリー”とは、『TBSテレビ放送50周年~戦後60年特別企画~「ヒロシマ」』(2005年)、『NEWS23 綾瀬はるか「戦争」を聞く』(2010年)を指すものとみられる。
綾瀬は広島出身。世界で初めて原爆の被害を受けた街で生まれ育った綾瀬にとって、戦争に関する仕事は特別に思い入れのあるものだった。実際に、祖母から祖母の姉が原爆で命を落とした話を初めて聞いたときには、涙が止まらなかったと過去に語っている。
前出のミヌの知人は、「予想していたことが起こってしまいました」と肩を落とす。
「日本国内でも報道後、韓国人との交際を批判するような声が上がっていましたよね。ふたりが極秘のうちに交際を重ねてきたのは、そうした反応が起こることが容易に想像できたからです。日韓をまたいで交際を続けるのは、とても難しいこと。個人的な愛だけでは乗り越えられない、高くそびえる壁に立ち向かうような、大変な覚悟を必要とすることなんです」
そうしてもがく姿は、人気ドラマ『愛の不時着』とぴたりと重なる。敵対する国に生まれた育ちも性格も違うふたりが、運命的に出会い、恋に落ちる。障壁にぶつかるたびに男性の側もハラハラと涙を流し、それでも手を携えて、国籍の壁を越えようとするふたり。
日本と韓国にそれぞれ生まれた綾瀬とミヌにも、幾度となく試練が押し寄せた。