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上皇陛下 「週イチ皇居通い」が生んだハゼ新種発見の快挙

皇太子時代から研究を続けてきた(共同通信社)

 御年86の上皇が、「魚類学者」として新たな功績を挙げた。南日本に生息する「オキナワハゼ属の新種」を発見したと読売新聞が報じたのだ。

 皇太子時代の1960年代からハゼの研究を始めた上皇による新種発見は実に9度目で、2003年以来17年ぶり。年内にも論文が発表される見込みだ。宮内庁担当記者が言う。

「そのハゼは10年以上前に沖縄近海で採取されたもので、新種であることは天皇在位中からほぼ判明していたようです。しかし当時は公務で多忙を極めていたため、論文作成に十分な時間が取れず、退位されてから本格的に論文執筆を開始されたそうです」

 しかし、新型コロナが研究の大きな妨げとなった。

「上皇・上皇后ご夫妻は、3月末に港区高輪の仙洞仮御所に移られましたが、それまで上皇陛下は皇居内の生物学研究所で研究を行なっていました。仮御所に研究施設を建てる案も出たようですが、上皇陛下は“費用がもったいない”と断わられたそうです。

 研究のためには皇居の生物学研究所に通う必要があるが、陛下は新型コロナ感染防止のため緊急事態宣言発令の少し前から外出を控えておられた。長い間研究のできない日々が続いたのです」(同前)

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