アクーン・ジョセフ・アクーン・アクーン選手(18、400mハードル)は「休日は気分転換にサイクリングしたり、プロレスを見ています」と、それぞれ日本の生活を楽しんでいる様子。
ちなみにアクーン選手、母国に恋人がいるそうだが「会えなくて寂しくないのか?」と聞くと、「それはプライベートだから言えないよ」と、かわされてしまった。
選手団の合宿期間は当初、7月までの予定だった。それ以降、いったん母国に戻る可能性も取り沙汰されていたが、22日に前橋市の山本龍市長は記者会見し、南スーダン選手団への支援を来年の東京五輪終了まで継続することを明らかにした。
選手団に付き添ってきた前出・桑原氏はこう話す。
「練習も真面目に取り組み、地元の交流会にも参加して前橋市のPRにも貢献してくれました。来年五輪が開催されるかどうか不透明な状況ですが、なんとか開催してもらって、五輪に出場させてあげたいです」
7月18、19日、彼らにとって、五輪代わりの初の“公式戦”である陸上「群馬県選手権大会」に4人は出場した。アブラハム選手が男子1500mで大会記録に迫る3分48秒を記録し、1着でゴール。半年間の成果を見せた。
前橋市での合宿生活が続くことになるが、来年の東京五輪までにさらに記録を伸ばし、大会での活躍を願いたい。