芸能

有働アナが生放送中に堀尾正明アナにやらかした“ヒドい悪戯”

堀尾正明は有働由美子の教育係だった

 NHKの長い歴史の中でもトップクラスの人気を誇った女子アナが有働由美子さん。オリンピックや紅白歌合戦など、数々の看板番組を歴任し、NHK退職後もフリーで活躍する彼女は、新人時代から破格の存在だったという。大阪支局時代、彼女の教育係だった堀尾正明氏(現フリー)が、破天荒すぎる有働アナの新人時代について証言する。

 * * *
 有働はとにかく発想力や取材力、それを分かりやすく伝える能力に長けていて、入社当時から光った存在でした。飲みっぷりもいいから、男同士のような感覚で飲みに行ってましたね。

 とにかく新人らしからぬ度胸がありました。ある時、有働が深刻な顔で「私、水子の霊が見えるんです。堀尾さんには3体憑いてますね」って言うんですよ。僕が不安そうにしていると、「膝に憑いている坊やには名前があるみたい。聞きたいですか?」って言うからますます怖くなって。恐る恐るその名前を聞いたら「その子の名前は膝小僧です」だって(笑い)。本当、NHKぽくない人でしたよ。

 ヒドい悪戯をされたこともありましたよ。生放送で僕がある原稿を読む時に、インカムから微かに「痛い……」って声が聞こえてくるんです。僕は動揺して噛んでしまったんですが、実はそれが有働の悪戯だと分かって、局長も激怒する事態になってしまった。でも有働への期待の高さもあって、お咎めなしで済んだんです。大阪時代は本当に肝を冷やされっぱなしでしたね。

 彼女には常々“女子アナの枠にはまるな”“自由にやれ”と指導していた。十分にその教えを実行しているなと思いますよ(笑い)。

度胸の良さは天下一品(写真/ロケットパンチ)

【プロフィール】
◆ほりお・まさあき/1955年生まれ、埼玉県出身。1981年にNHKへ入局。『NHKニュース10』『サタデースポーツ』などを担当。五輪メインキャスターや「第55回紅白歌合戦総合司会」も務めた。2008年に退局、フリーに。

取材・文■河合桃子

※週刊ポスト2020年8月14・21日号

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン