──そこをなんとか。
「しょうがないなぁ~、5分でいい?」
苦笑いを浮かべつつも取材に応じてくれた円楽。その舌は高座さながらに滑らかだ。
「俺自身のことを言えば、会見で『不倫』って言葉は使わなかった。俺は『恋』をして、『口説いた』わけよ。これを作法って言うのかどうかはわからないけどね。もちろん、『口説いた』という言葉で言い訳できるもんじゃないけど、そのあたりの姿勢っていうのが、最近のケースとは違ったのかもね」
──発覚後の「後始末」については、どうお考えですか。
「そりゃあ俺も悪いことをしたわけだから、全部謝った。局にスポンサー、そして(相手の)彼女、彼女の親、彼女の友達にも『ごめんね』って。会見では時間無制限、すべての質問に答えて、世間にまで謝ってさ。あの会見が良かったかどうかは、俺にはわからないけどね。今はそこまでやらないと、あとでまた何を言われるか分かんないし」
──時代が変わった?
「やっぱりネット社会だからね。コロナだってそうだけど、みんながお互いに見張っててさ、やっちゃいけないことをした人を叩きまくる。それをマスコミもどんどん煽る。いまは“芸の肥やし”にならないんだよね。肥やしにさせてくれないっていうのかな」