国内

女性皇族、コロナを気にせず何度も地方に 誰も止められず

NPO法人「心游舎」のご活動に出向かれている彬子さま(写真は「心游舎」のHPより)

 新型コロナウイルスの感染拡大は、皇族方にも大きな影響を与え、多くの公務が中止となっている。そして、この自粛生活は上皇后美智子さま(85才)にも大きな影響があった。

「美智子さまは徹底的に外出自粛をされているようです。仙洞仮御所(東京・港区)に引っ越された直後の4月、一度だけ宮内庁病院を受診されたそうですが、それ以降は一歩も外に出られていない、まさに厳戒態勢です。ご高齢ということもありますから、人一倍コロナに過敏になられていると聞いています」(宮内庁関係者)

 美智子さまは、敷地内のお庭を散歩される以外の外出はされず、部屋の中でお過ごしだという。どうしても連絡の必要な上皇職以外とは接触を控える徹底ぶりだそうだ。

「お引っ越し前には定期的に会われていた娘の黒田清子さんにも会われていないと聞いています。家族とも会えないこもりきりの生活で、ストレスがたまっておられるのではないでしょうか」(皇室記者)

 国民との直接のふれあいを大切にされてきた天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下にとって、おつらい日々が続く。しかし、そうしたお姿とは対照的に、この状況下でも足繁く地方に通われ、熱心に活動されている女性皇族がいるという。故・寛仁親王の長女の彬子さま(38才)だ。

 ある皇室ジャーナリストは、声を潜めて次のように言う。

「彬子さまはNPOのご活動のため、不要不急の移動の自粛が訴えられている間にも、何度も地方に出かけられています。もちろん、ご活動自体は素晴らしいことなのですが…。ほかの皇族方が自粛されている中でたびたび出かけられることを、疑問視する声もあるようです」

止められる人は誰もいない

 彬子さまはNPO法人「心游舎(しんゆうしゃ)」でのご活動に非常に熱心だ。ご自身が総裁を務められるこの団体は、「日本の伝統文化が生き続ける土壌を形成する」ことを目指し、2012年に立ち上げられた。彬子さまは7月、団体が行う米作り活動の一環である「草取り」と「紅花摘み」に参加するため、数回にわたって新潟県と三重県へ出かけられた。「心游舎」ホームページには彬子さまと現地の人々の記念写真も掲載されている。

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