元腹心から新たな“爆弾”が投げ込まれた。米・トランプ大統領の顧問弁護士を務めたマイケル・コーエン氏が、9月8日にトランプ氏の暴露本『Disloyal: A Memoir(不忠の臣 回顧録)』を出版すると発表した。
“身内”による暴露本はジョン・ボルトン前大統領補佐官、姪のメアリー・トランプ氏に続き3冊目。コーエン氏はトランプ氏が2016年の前回大統領選でロシアと共謀して選挙不正を働いた事実を明かすとしている。
11月3日に迫った次期大統領選を前に、トランプ氏は厳しい選挙戦を強いられている。
8月中旬の世論調査では、対抗候補の民主党・バイデン前副大統領が支持率50%なのに対し、トランプ氏は42.4%。暴露本の内容次第では、さらにピンチが拡大しかねない。
暴露本発売に先駆け、コーエン氏は序文を先行公開。その過激すぎる内容が全米を驚かせている。在米ジャーナリストの高濱賛氏が言う。
「序文ではトランプ氏の数々のスキャンダルをほのめかしています。中でも“流行語”となりそうなのが『ゴールデンシャワー』。コーエン氏も参加したラスベガスでの売春婦とのセックス・パーティで“放尿プレイ”があったという話です。
トランプ氏は大統領就任前の2013年にロシアのホテルに売春婦を呼んで同じ行為をしていた疑惑が取り沙汰されたが、今回はラスベガスでの行状ですから、新たな疑惑。しかも暴露したのは同席者。米国民は“またか”と呆れています」