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《大谷翔平のハワイ高級リゾート裁判が長期化》次回審理は来年2月のキャンプ中…原告側の要求が認められれば「ファミリーや家族との関係を暴露される」可能性も

ハワイ別荘の裁判が長期化している(Instagram/時事通信フォト)

ハワイ別荘の裁判が長期化している(Instagram/時事通信フォト)

 3年連続のリーグMVPを受賞し、チームを2年連続のワールドシリーズ優勝に導くなど、今やMLBを代表する選手となったドジャース・大谷翔平(31)。そんな大谷が束の間のオフシーズン、密かに泥沼の争いを繰り広げているのが、自身が広告塔になったハワイの高級リゾート開発をめぐる訴訟だ。

 今年8月に明るみに出たこのトラブルだが、原告・被告双方譲らず。裁判は泥沼の様相を呈していた──。【前後編の前編】

 まずは訴訟の経緯を振り返る。訴訟の原告となっているのは、ハワイの不動産デベロッパーであるケビン・J・ヘイズ氏と、不動産ブローカーの松本朋子氏の2人。両氏は不動産投資会社であるキングスバーン・リアリティーキャピタル社と共同で、ハワイの高級リゾート開発事業を進めていた。

 大谷は松本氏などを介して同社とプロモーション契約を結び、別荘地の購入者第1号となっていた。2024年4月に日本のメディアで大きく報じられると、販売会社のホームページには「パラダイスを見つけました」などと語る大谷の広告動画が掲載されるようになった。

 ここまでは“順調”と見られていたのだが──トラブルが明るみに出たのは今年8月。ヘイズ氏と松本氏の2名が原告となり、「大谷の代理人、ネズ・バレロ氏がキングスバーン社に働きかけ、我々は不当にプロジェクトから外された」として、大谷とバレロ氏両名を提訴して損害賠償を求めたのだ。

 以降、原告側と大谷サイドの激しい“バトル”が続いている。裁判資料を読み込んだ在米ジャーナリストが語る。

「大谷サイドは提訴に対し、『もとの契約にはない別の不動産プロジェクトで、(原告らに)大谷の名前や写真が不正に利用されていた』と主張。

 一方、原告サイドは『利用前に大谷サイド関係者に掲載の確認はとっており、不正利用はでっち上げだ』と反発しています。

 大谷サイドはシーズンの真っ只中でもかなり積極的に原告側に対し、戦う姿勢を見せていた。WS直前の10月20日には、『大谷氏とCAA(注:バレロ氏が所属する大谷のマネジメント会社)が不法に(不動産プロジェクトを)妨害したという主張はまったく根拠がない』として、ハワイ州の裁判所に訴状の棄却を求める申し立てを提出していました」

 対する原告側は大谷サイドに真っ向から応戦。棄却申立てに対し、大谷サイドに証拠開示を強制する申立てを提出していた。

「この申立てについて12月5日に審理がある予定でしたが、これが延期になったことが確定。次回審理は2月23日になりました。大谷は通常であればキャンプ中で、おそらくオンラインで審理に参加することになると思われます」(同前)

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