芸能

爆笑問題・田中裕二 立川談志も才能を認めた「男前」伝説

妻の山口もえに続き、コロナ感染が発表された田中。相方の太田はPCR検査で陰性だったという

 お笑いコンビ「爆笑問題」といえば、どうしても太田光(55才)ばかりが注目されがちだが、相方の田中裕二(55才)も超が付く売れっ子。最近では、みのもんたに代わって『秘密のケンミンSHOW』の司会にもついた。田中の魅力について、放送作家の山田美保子さんが分析する。

 * * *

故・立川談志さんも「このチビを切るなよ」と認めた才能

 爆笑問題の田中裕二サンが新型コロナウイルスに感染。テレビやラジオに10本ものレギュラー番組をもつ田中サンだけに、各局対応に追われることとなりました。爆笑問題の“顔”と言えば、小説執筆から作詞、映画の監督まで、才能あふれる相方の太田光サンの方で、田中サンはいわゆる“じゃない方”だと思っているかたがいらしたら、全力で否定させていただきます!

 それは、デビュー間もない爆笑問題の才能を見抜き、太田サンに対し、「このチビ(=田中サン)は絶対切るなよ」と伝えた故・立川談志サン(享年75)の“お見立て”でもあるのです。

 このエピソードを、以前、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)で共演させていただいた際に話したら、太田サンはヒナ壇にいる私の方を振り返り、本当にうれしそうにしておられました。天才的“暴走”をする太田サンを止められるのは田中サンだけであり、田中サンが傍らにいらっしゃるからこそ、太田サンは暴走できる。僭越ながら、私も談志師匠と同じように、おふたりのことをずっと見させていただいていました。

 でも、おふたりがお茶の間の人気者になるには時間がかかったものです。1999年、私がチーフ作家で入っていて、爆笑問題のおふたりにMCをしていただいていた『スパスパ人間学!』(TBS系)の頃は、美容や健康情報に特化しているのにF(女性)の視聴率の数字がなかなか取れず苦労したものです。

 とはいえ、太田サンも田中サンも、共演女性や私のような女性スタッフにすごくやさしくしてくださいました。特に田中サンはやさしくて、打ち上げのようなとき、坂下千里子チャン(44才)の恋愛相談に真剣にのってあげていたことを思い出します。千里チャンは山口もえチャン(43才)と仲よしでしたから、田中サンともえチャンの結婚は、自然なことだったのかも、と思います。

 おふたりとも再婚同士。田中サンの離婚については、お相手が一般のかただということだけではなく、田中サンが彼女を気遣い、沈黙を貫かれたことから、あまり報じられませんでした。芸能人同士だったら、けっこうな話だったと思うのですが、田中サンはグッとこらえた。このことは、同年代のお笑い芸人サンたちの語り草になっていて、田中サンの男らしさややさしさというストレートな評価につながっています。

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン