田中サンともえチャンは、一見、「美女と野獣」カップルのようですが、そんなことはない! 本当にお似合いなんです。交際のうわさが出始めた頃、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演してくれたもえチャンが、明石家さんまサン(65才)からいじられて、「シー」と指を口にあてるも、デコルテまで真っ赤になって恥じらい、幸せそうだったのを見てゴールインを確信しました。

 そうそう、数年前、表参道で平日の昼下がり、ランチデート後の田中サンともえチャンから声をかけていただいたことがあります。3人目の子供サンも一緒でした。もえチャンの“悩み”として、千秋サン(48才)や小倉優子サン(36才)らとの女子会の場に田中サンが同席してしまう…というのを聞いたことがありますが、いい意味で、田中サンはまったく邪魔にならないでしょうね。うらやましいです。

 今回、保健所が指定した病院に家族5人で入院できたことは、コロナ対策が進んできたことの表れでもあるのでしょう。赤江珠緒サン(45才)や、有村昆サン(44才)・丸岡いずみサン(49才)夫妻のときは、本当に大変でしたからね。

学生時代はアナウンサーを目指していた田中サン

 さて、実は田中サンとは、もっと前に、お目にかかっている私。新卒でTBSラジオの「954キャスタードライバー」に就いたとき、中継車の電波測定をしたり、音声チェック、スタジオとのつなぎなどをしてくれたのが、TBSラジオ内の「無線室」のバイトくんたち。その候補として来ていたのが大学生の田中サンでした。

 当時の「無線室」は在京局のアナウンサーを数多く輩出していて、私が在籍中だけでも、NHKの渡部英美(←男性です)元・エグゼクティブアナウンサー、元・日本テレビの小倉淳サン(62才)、テレビ朝日の元アナウンサー、藤井暁サンがいらっしゃり、小倉サンや藤井サンは、久米宏サン(76才)の影武者として『ぴったしカン・カン』(TBS系)の予選の仕切りも担当していたかと。

 そんな“ウワサ”を聞きつけて、先輩の紹介でやってきたのが田中サンだったというワケです。もちろん、その頃の田中サンもアナウンサー志望。高校時代、トシちゃん(田原俊彦サン・59才)やマッチ(近藤真彦サン・56才)を完コピし、校内の人気者だった田中サンは、アナウンサーにも向いていたと思いますが、太田サンと出会い、「爆笑問題」となるわけです。

 田中サンのエピソードで大好きなのは、コンビニエンスストアでバイトをしていたとき、レジに並んでいるかたのカゴの中身を見ただけで素早く合計金額を計算できたという(笑い)。

 そうした目配りと気配り、そして、アナウンサーを目指していたからこそのアナウンス能力は、『サンデージャポン』(TBS系)で度々見せていただいています。

 まだ私が頻繁に出演させていただく前のことですが、妊娠中に出演していた吉田明世アナウンサー(32才)がスタジオで立ちくらみのような状態になったとき、スッと椅子を差し出して座らせてあげて、励ましの言葉をかけたのは田中サン。その後の進行の素晴らしさと、吉田アナが読むハズだった原稿をスラスラと読みまくった田中サンのアナウンス能力にも心から尊敬いたしました。

 また、著名人の古すぎる(!)スキャンダルを克明に記憶していて、いらんタイミングで(笑い)ブッこんでくる太田サンに対し、きっちりツッコむと同時に、たしなめるのも田中サン。ほんと、多くの人が忘れてしまっている名前やエピソードなど、どれほどわかりにくいボケを太田サンがかましても、田中サンは100%、理解し、拾い、ツッコむのでした。

 田中サンの加療中、太田サンがどこまで暴走してしまうのかは、心配でもあり、少し楽しみでもあります。田中サンが、あのみのもんたサン(76才)に代わってMCを務める『秘密のケンミンSHOW極』(読売テレビ・日本テレビ系)は、太田サンが助っ人となり、すでに1本収録をしたのだとか。実は、田中サンが単独で『ケンミンSHOW』のMCに決まったとき、太田サンはかなりうらやましそうだったのでね(笑い)。

「テレビ界」に、「お笑い界」に、そして「太田サン」と「爆笑問題」に絶対必要な田中裕二サン。憎きコロナをやっつけていただき、また一緒にお仕事ができる日を楽しみにしながら、復帰をお待ちしております!

◆構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿‼』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキング』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

※女性セブン2020年9月17日号

関連記事

トピックス

グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
民放ドラマ初主演の俳優・磯村勇斗
《ムッチ先輩から1年》磯村勇斗が32歳の今「民放ドラマ初主演」の理由 “特撮ヒーロー出身のイケメン俳優”から脱却も
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン