しかし、協定の内容が公表されると、同国内で反対の声が続出。環境問題の専門家からは環境保護の観点からの否定的な分析も出ている。中国の豚肉生産目標達成のためには、飼料が必要となり、その栽培のためにアルゼンチンは何十万ヘクタールという土地を開発しなくてはならない。すでに森林破壊問題が深刻化しているアルゼンチンでは、養豚場建設による環境破壊が懸念されるのだ。
また、生物学者は、養豚場で発生した細菌やウイルスが人間に伝染する可能性を指摘。中国内で繰り返されている疫病発生のリスクが、海外に及ぶ可能性が危惧されている。